ブログ小説 妙なこと 第八話(7)

美津子が朝着替えていると、義雄が起きたのでした。
「お母さん!今起きたのかあ?!。」
と、義雄が言うと、
「まあー珍しい!??」
「お父さんが、わたしと同じ時間に起きるなんて!!?。」
と、言ったのです。
「鍵の事が気になって!?」
と言うと、起き上がり、部屋を出て、玄関に向ったのでした。

「お父さん!?ちょっと待ってくださいよー!?。」
と言うと、美津子も急いで、すぐそのあとを追いかけて行ったのです。
義雄が玄関に着くと、
玄関の鍵はきのうと同じに、閉まっていたのでした。
ドアのノブを回し、
「ちゃんと閉まってるぞー!?。」
と、義雄は美津子のほうを向いて、言ったのです。

「閉まってれば、それはそれで安心ですけど!!?。」
「きのうの鍵のことは、ほんとに不思議ですねえー!??。」
と、美津子は言ったのでした。
「じゃあー俺は、ちょっと早いけど、着替えるから!?。」
と言うと義雄は、部屋に戻ったのです。
美津子は玄関の鍵を開けると、ポストに新聞を取りに行ったのでした。
新聞を居間のテーブルに置くと、台所に行ったのです。

美津子は、台所に行くと、きのうの夜、
米をセットしておいた、ガス釜のスイッチを入れたのでした。
ご飯を炊いてるあいだに、味噌汁のしたくをしたのです。
そして、テーブルに朝の食事のしたくを整えたのでした。
義雄は着替えが済むと、いつものカバンを持ち、居間に行き、
エアコンのスイッチを入れると、洗面所に行き、顔を洗い歯を磨くと、
居間に戻ってきて、新聞を読んだのです。

義雄が居間で、新聞を読んでいると、
「お父さーん!ご飯のしたくが出来ましたよ!?。」
と、居間に美津子がやって来て、言ったのです。
「あいわかった!!。」と、義雄は言うと、
台所に行き、テーブルの席に座ったのでした。
「いつもより早く起きたけど、そのぶん新聞を長く読めただけだあー!?。」
と言うと、
「早起きは三文の徳っていうから!?。」
「きょうは何かいいことがあるかもしれませんよー!?」
と、美津子がうれしそうに、言ったのです。

義雄は食事を済ませると、居間に行き、いつものカバンを持って、
いつもの時間に、家を出たのです。
出かけるときに、玄関の鍵をいじって、
調子を見たのですが、異常はありませんでした。
駅まではいつも健康のために、歩いて行ったのです。
義雄が家を出てだいぶ経った頃、美加が起きてきたのでした。

「おはよう!」
「お父さんもう出かけたんだあー?!。」
と、美加が言うと、
「もうとっくですよ!。」
「美加!修二を起こしてきて頂戴!?。」
「健ちゃんとどこか行くって言ってたのにー!??。」
「まだ起きてこないんだからあー?!!。」
と、美津子に言われた美加は、修二の部屋へ、起こしに行ったのです。

「しゅうじー!。起きなさいよー!!。」
「健ちゃんと約束したって言うけど!!。」
「何時なのよー!!。」
と、美加に大きな声で言われた修二は、
「今なんじー??!。」
と、美加に言うと、
「もう!9時だよー!!」と、大きな声で言ったあと、
小さな声で、「あと1時間したらねえー!?。」と、言ったのでした。

それを聞いた修二は、飛び起きたのです。
急いで着替えると、携帯電話で健介に電話したのでした。
「もしもしー!」
「健介わるいー!!?。」
「寝坊しちゃったよー!!?。」
と、修二が言うと、
「何だお前!。9時に駅で待ち合わせだろー!??。」
「今まだ、8時ちょっと前だぞー!!?。」
と、健介が言ったのです。

「くそー!!?やられたー!?。」
と、修二が言うと、
「お姉さんかあー?!!。」
「お前いつも引っかかるけど!??。」
「バカじゃーねえのー!?。」
と、健介に言われた修二は、
「うるせー!!。」
「俺の弱点をつきやがるー!!?。」
と、悔しそうに言ったのでした。

「ところでお前さー!朝どうして来るんだよー!??。」
と、修二が言うと、
「お母さんのママチャリ借りて、駅まで行くから!?。」
「ヨーカドーの近くの自転車屋に電話したら、
パンク修理きょう中にやってくれるっていうんで、
持っていくんだよー!?。」
と、健介が言ったのです。
すると、修二の目覚ましが、けたたましく鳴ったのでした。


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