ブログ小説 妙なこと 第八話(5)

美津子が台所に戻り、義雄の食べたあとかたづけをしてると、
お風呂から、ようやく美加が出てきたのです。
「お母さん!次、誰が入るの?!。」
そう言うと、冷蔵庫を開け、
ウーロン茶をコップに注ぎ、飲んだのです。
「美加?!。あなた玄関の鍵、いじった?!。」
と、美津子が言うと、
「玄関の鍵?。何それ??!。」
「玄関の鍵なんて!、触ってもいないわよ!?。」
と、ほざいたのでした。いいえ!
と、言ったのでした。

「美加!。居間に、お父さんと修二がいるから、訊いてきて頂戴?!。」
と、美津子が言うと、
「わかったわ!?」「訊いてくる。」
と言うと、美加は居間に歩いて行きました。
「お父さん!しゅうじー!どっちが先にお風呂に入るの?!。」
「お母さんが訊いてきてって!?。」
と、言ったのです。

「修二!先に入いりなさい!!?。」
と、義雄に言われた修二は、
「あいわかった!。」と言うと、
自分の部屋に行き、着替えを持ってきて、風呂場に向ったのでした。
「お父さん!?きょうはプロ野球ないの?!。」
と、美加が言うと、
「ない!。」と、義雄は答えたのでした。

「ねえー!?お父さん?!。」
「お母さんに、鍵いじったかって、訊かれたけど!。」
「鍵、こわれちゃったの?!。」
と、美加が言うと、
「お母さんが鍵を閉めたのに、修二が見たら開いていたんだってさー!??」
「だからこんどは俺が、鍵を閉めてきたよ!。」
「あしたの朝になれば、わかるさー!?。」
と、言ったのです。

「ああー!?それで言ってたんだあー?!。」
「わたしが電話して、玄関開けといてねって言ったのに、
閉まっていたんで、へんだって言ったものー!??。」
と、美加が言うと、
「まったく!おかしなことがあるもんだなあー?!。」
と、義雄が言ったのでした。
「じゃあーわたし、部屋に行くから!?。」
と美加は言うと、自分の部屋に行ったのです。

しばらくすると、修二がお風呂から出てきたのでした。
台所に行き、冷蔵庫を開けると、
ウーロン茶をコップに注いで、飲んだのでした。
それを見ていた美津子は、
「ほんとに、似た者姉弟(きょうだい)ね!」
と、小さな声で言ったのでした。
「お母さーん!?何か言った??!。」
と、修二が訊くと、
「いいえ!。ちょっとひとりごと言っただけ!!?。」
と言って、笑ってごまかした美津子でした。

修二は居間に行くと、
「お父さーん!お風呂出たよー!?。」
と言うと、
「そうかあー!?じゃあー入るかー!!?。」
と、義雄は言うと、夫婦の部屋に行き、
着替えを持ってきて、お風呂場にでかけたのです。
そして修二はまた、テレビゲームをやり始めたのでした。

風呂に義雄がつかっていると、隣の洗濯機置き場に、
美津子が来たのです。
「お母さんかー?!。」と、義雄が言うと、
「ええー!?。」と、美津子が答え、
「いっしょに風呂に入りに来たのかあー??!。」
と、義雄が言うと、
「違いますよー!!?」
「美加が自分だけの洗濯をしたんで、
その洗濯物を、取りにきたんですよー!?。」
と、言ったのでした。

「俺の洗うやつを、洗濯機に入れたら、なんか入っていたけど、
それって、美加のやつかあー!??。」
と、義雄が言ったので、
「怒られますよー美加に!。」
と、少し笑いながら言ったのでした。
そして、美加の洗ったものを、洗濯カゴに入れたのです。
修二の洗い物も、
洗い物を入れる下のカゴから出すと、洗濯機に入れたのでした。

そして美津子は台所に戻り、椅子に座ると、
家計簿をつけ始めたのでした。
すぐに義雄が台所に来て、冷蔵庫を開けると、
ウーロン茶を取り出し、コップに注ぐと、飲んだのでした。
それを見た美津子は、
「似た者親子と姉弟(きょうだい)だわねえー!?。」
と、言ったのです。

冷蔵庫に飲み物は、ウーロン茶のほかに牛乳、コーヒー牛乳、サイダー、
トマトジュース、オレンジジュース、瓶ビール、いろんな種類の缶ビール、
もらったカルピス、ユンケル、リポビタンD、
それに卵が、入っていたのでした。(卵って飲み物かあー??)
あと、そばつゆ、減塩しょうゆ、ソーメンつゆ、
(風呂上りには飲まないヨーだっ!!)
お弁当に入れるちいちゃい容器に入ったしょうゆとソース。
(どこの冷蔵庫???!。)


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