本来コーヒー紅茶などをお出しし御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを好きなだけ用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「わかったわっ。ありがとう!」
と美津子は言うと、
手を洗い、タオルで手を拭き、
テーブル用の台ぶきんでテーブルを拭き終わると、
すぐに食器を並べ始めたのでした。
そして食器を並べながら、
「修ちゃん!?」
「あと真ん中に、カセットコンロ置いてくれるー!??」
と美津子が言うと、
「うん!」
と言って食器棚の上からカセットコンロを取り出し、
「この間使ったばかりだから!?」
「汚れてないねっ!!?」
と言ってそのままカセットコンロを、
テーブルの真ん中に置いた修二でした。
「まったくー!!」
と美津子は言って、すぐにカセットコンロを持つと、
ガスコンロ用の台ぶきんを持ち、それを流しに持って行き、
きれいに拭いたのです。
そして台ぶきんを濯ぎ、絞ったのでした。
「最近使ったっていったてえー!?」
「食べ物を扱うんだから!?」
「ちゃんと拭かなきゃダメじゃないのー!!??」
と美津子は修二に言ったのです。
「ごめん!!?」
と修二は言うと、
美津子からテーブル用の台ぶきんを受け取り、
テーブルの真ん中のところを拭いたのでした。
そしてそこにカセットコンロを置いたのです。
「これで、オッケイ!!」
「だよねっ!?」
と美津子の顔を見て修二は言うと、
健介がそれを見てニヤニヤしていたのでした。
「なんだよー!健介!!??」
と修二が言うと、
「たまにしか手伝いをしないから!」
「おばさんに怒られるんだよー!?」
と健介が言ったのです。
「そうよねえー!?健ちゃん!!?」
と美津子が修二から台ぶきんを受け取り、笑いながら言うと、
「あああー!」
「カセットコンロ拭かなかったぐらいでー!?」
「文句言われるとは思わなかったよー!?」
と修二が言ったのでした。
「もうだいぶ薄暗くなってきたわねえー!?」
と美津子が窓を見て言うと、
「お姉ちゃん遅いなあー??!」
「ちょっと様子見てくるよー!?」
と修二が言ったのです。すると健介が、
「俺もいっしょに行くよー!?」
と言ってふたりで玄関を出ると、
いつも使う道を駅の方に向かって歩いて行ったのでした。
10分ほどすると、
ガヤガヤと会話をしてる声が聞こえたかと思うと、
玄関のチャイムが、「ピンポーン」と鳴ったのでした。
すぐにドアを開け、
「ただいまー!!!!」
と大勢の声がしたのです。
「はーい!」
と美津子は答えると玄関に行ったのでした。
「みんなー!」
「どうしたのー!??」
と美津子がびっくりしたように言うと、
「道で会ったんだー!?」
と父の義雄が言ったのです。美津子は、
「そうですかー!?」
「お父さん、お帰りなさーい!!?」
「美加お帰りー!!?」
とうれしそうに言ったのでした。
玄関を上がると、
美加は自分の部屋に着替えに行き、
義雄も夫婦の部屋に着替えに行ったのです。
修二と健介は、洗面所に行き、
手を洗いうがいをし、顔を洗うと台所に来たのでした。
着替えを済ませた美加が、先に洗面所で手を洗いうがいをし終えると、
じきに着替えを済ませた義雄が、洗面所で手を洗いうがいをし顔を洗うと、
ふたりは台所に来たのです。
そしてテーブルの席についたのでした。
「駅から歩いて来て!?」
「本屋に寄ろうと本屋のドアを開けたら!?」
「ちょうど美加がレジのところで並んでいたんだよー!?」
と義雄が言うと、
「そうなんですかー!?」
「じゃあー!ちょうどタイミングよかったんですねえー!?」
と美津子が笑みを浮かべ言うと、
義雄の前に置いてあるジョッキにビールを注いだのでした。
「だから、本は見ずに美加といっしょに!」
「そのまま帰って来たんだー!!?」
と義雄が言ったのでした。
修二と健介はグラスにウーロン茶を注ぎ、
美津子と美加はグラスにワインを注ぐと、
「じゃあー!とりあえずカンパーイ!!」
と義雄がジョッキを上げ言ったのです。
みんなで、「カンパーイ!!!!」
と言って一口飲んだのでした。
美津子はすぐ深めの取り皿に、
各自が大体同じようになるように”すき焼き”を、よそったのでした。
「ああーぴったしー!!」
「ちょうどよかったわっ!!?」
とすき焼きを取り終えると美津子がうれしそうに言ったのです。
「やっぱり!牛肉はうまいなあー!?」
「もちろん国産牛だよねえー!?」
と修二がうれしそうに取り皿のすき焼きを食べながら言うと、
「あたり前でしょ!」
「家(うち)では外国産のお肉は食べないんだからー!?」
「でもきょうのお肉は売り出しだから!?」
「まあ!?いわゆるブランド牛ではないけどねっ!!?」
と美津子が笑いながら言ったのでした。