本来コーヒー紅茶などをお出しし御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを好きなだけ用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
美津子は1時間半ほど買い物をして、家に戻って来たのです。
玄関のドアを開けると、
「ただいまー!?」と言ってすぐ、
両手で持った買い物袋を玄関マットの上に置き、
「まだがんばってやってるようねっ!」
とひとり言を言ったのでした。
すぐに美津子は軽に引き返し、
開いたままの後のドアを閉めると、
車のドアをロックし、また玄関に戻って来たのです。
するとちょうど、修二と健介が2階から下りてきたところでした。
「おかえりー!?」
と修二が言い、
「お帰りなさーい!?」
と健介が言ったのです。すぐに美津子は、
「ただいまー!!?」
とふたりに向かって言ったのでした。
「これ台所に運ぶよー!!?」
と修二は言うと、
「俺こっち持つー!」
と健介が言ったのです。
そして美津子は、
「ありがとう!!?」と言ったのでした。
ふたりは買い物袋を台所に運ぶと、
テーブルのイスを引き、
その上に買い物袋を置いたのです。
すぐに修二は、買い物袋の中を何があるか探ったのでした。
「別にこれといった物はないなあー!?」
と自分のほうの袋を探って言うと、
今度は、健介が持ってきたほうの袋の中を、探ったのでした。
そして、
「お母さん!?」
「このアイス食べていいのー!??」
と、6本入りのアズキのアイスバーの箱を取り出し、(ちょっと細かいかな?)
台所に入って来た美津子に向かって、修二が言ったのでした。
「しょうがないわねえー!?」
「2本だけよー!!」
「あとのアイスは冷凍庫に入れてねっ!!」
と美津子が言うと、
「わかったあー!!?」
「でもどうせ2個なら、ハーゲンダッツのほうのがいいなあー!?」
と修二が言ったのです。
「お金払ってくれるんなら、食べてもいいけどー!!?」
と美津子が言うと、
「いいえ!とんでもごじゃりません!!?」
「アズキバーで十分です!!」
と言って箱を開け、健介にアイスを1本渡すと、
自分も1本取った修二でした。
修二はアイスバーの箱とハーゲンダッツを冷凍庫に入れ、
「ごちそうさん!?」
と修二が言うと、
「おばさん!ゴチになります!!?」
と健介がうれしそうに言ったのでした。
それからふたりは台所を出ると、
また二階に戻りアズキバーを食べ終わると、
歌を歌いながら、またギターの練習を始めたのです。
そして美津子は買ってきた物で、
きょう使わない物を冷蔵庫に入れ終わると、
風呂のタイマーをセットしたのです。
それから夕飯の支度を始めたのでした。
美津子が夕飯の支度をしていると、
電話がかかってきたのです。
「もしもしー!美加だけどー!?」
「お母さん!?お夕飯の支度してるんでしょ!??」
と美加が言うと、
「そうだけどー!?」
と美津子が言ったのです。すると美加が、
「まだ明るいし!歩いて帰るから!?」
「じゃあねえー!?」
と言ってすぐ電話を切ったのでした。
すぐ美津子は時計を見たのです。
すると、五時半少し前でした。
玄関でサンダルに履き替えると、
ドアを開け、外(そと)に出ると、周りの様子を見たのでした。
「まだしばらくは、日は落ちそうもないわねえー!?」
「これなら迎えに行かなくても大丈夫かしらねえー!?」
とつぶやき、
「じゃあー!?このまま、お夕飯の支度を続けようかしら!?」
と言うと、すぐに台所に戻った美津子でした。
ギター初心者マークのふたりは、
まだ近所迷惑も顧みず、
歌を歌いながら、ギターを弾いていたのです。
やっと6時を過ぎると、
2階から下りて台所にやって来たのでした。
「お姉ちゃんまだー!??」
と修二が言うと、
「へんねえー!?」
「もうそろそろ帰って来てもいい時間なんだけどー!??」
と言い、
「修ちゃん!?」
「美加の携帯に電話してくれるー!??」
と美津子が心配そうに言ったのでした。
「わかったー!!?」
と修二は言うと、
自分の携帯から美加の携帯へと電話を掛けたのでした。
「お姉ちゃん!?」
「修二だけどー!?」
「お母さんが、遅いって心配してるけどー!??」
と言うと、
「本屋?」
「それで遅いんだあー!?」
「わかったあー!!?」
「じき帰るって伝えとくー!!?」
と修二は言い、携帯を切ったのでした。
すぐに修二は、
「だってえー!!?」
と美津子に向かって言ったのでした。