本来コーヒー紅茶などをお出しし御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものをイッパイ用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「おいしいわねっ!」
「このシュークリーム!!?」
と美津子が言うと、
「家の近くの店で買ってきたんですけど!?」
「コンビのほうが種類は結構あるんですけどー!?」
「通り道だったから!?」
と健介が言ったのでした。
「そういえば最近スーパーはよく行くけど!?」
「コンビニへは行かないわねえー!?」
「別にこれといって買うものもないし!!?」
と美津子が言うと、
「お母さんは少しでも安いところを狙ってるから!?」
「コンビニは関係ないんだよー!?」
と言って、美津子の横に置いてある広告を見ながら言ったのでした。
「そういえば最近、うちのお母さんも!?」
「広告を一生懸命見ているなあー!?」
と健介も、美津子の横に置いてある広告をチラッと見て、そう言ったのです。
「主婦はねっ!」
「1円でも安いところに出かけるのよー!?」
と美津子が紅茶を飲み言うと、
「軽でガソリンを使って行くんじゃー!?」
「1円ぐらい安くてもしょうがないじゃん!!?」
と修二が笑いながら言ったのでした。
「”1円でも安い”って言ったってえー!?」
「それはたとえでしょう!」
「そのぐらいわかんないかなあー!??」
「高校生にもなってえー!?」
と美津子があきれたように言うと、
「俺って素直だから!?」
「言葉通り受け取っちゃったんだよー!?」
と苦笑いして、修二が言ったのでした。
「ところで修ちゃんさあー!?」
「今練習している曲だけどー!?」
「スピッツのチェリーだわよねえー!??」
と美津子が言ったのです。
「そうだけどー!?」
「むかし、お姉ちゃんもよく聴いてたじゃん!!?」
と修二が答えると、
「すごーくテンポ遅いような気がするんだけどー??!」
と美津子が言ったのでした。
「あのねえー!?」
「ギターって!」
「曲に合わせて、右手と左手を動かすんだよー!?」
「左手のコードを押さえるテンポが早くできないから!?」
「当然全体的に遅くなるんじゃん!!?」
と修二が言ったのでした。
「やっぱりねっ!」
「それならいいんだけど!?」
と美津子は言ったあと、
「これからお母さん買い物に行くから!?」
「お留守番しててちょうだいねっ!」
「どうせ健ちゃん夕方までいるんでしょ!?」
「お夕飯食べて行きなさいよー!?」
と言ったのです。
「そうしろよー!健介!!?」
と修二が言うと、
「うーん!?どうしようかなあー!??」
「”夕飯までには帰って来るって!”言ってきたんだけどー!?」
と困ったように健介が言ったのです。すると美津子が、
「きょう牛肉が売り出しだから!?」
「”すき焼き”にしようと思ってるんだけどー!?」
と言ったのです。
それを聞いた健介はすぐ、
「じゃあー!お言葉に甘えて!?」
「お夕飯ごちそうになりま−す!!?」
とうれしそうに言ったのでした。
「返事早いなあー!!?」
と修二がニヤニヤして言うと、
「すき焼きを断ることはできないでしょう!!?」
「修二が俺の立場だったらー!??」
「断るかあー??!」
と健介が言ったのです。
「断るわけないじゃん!!?」
「それは当然の判断です!!」
とうれしそうに修二は答えたのでした。
「じゃあー!お願いねっ!!?」
「おやつが済んだら、食器は洗い桶につけておいてねっ!」
「買い物から帰って来てから洗うから!?」
と美津子は言うと、
自分が飲み終わった食器を持って、
台所に向かったのでした。
「じゃあ!さっそく電話するよー!?」
と健介は言うと、
ポケットから携帯を取り出し、
母親の携帯に電話したのでした。
すぐに健介の母親から折り返し電話が掛かってきたのです。
「お母さん!」
「健介っちおばさんからでんわー!?」
と玄関の電話を取ると、
修二が台所に向かってそう言ったのでした。
美津子はいったん食器を流しに置くと、
急いで電話に出て、話をしたのでした。
美津子は電話が済むと、
台所の流しに洗い桶を置き、水を溜め食器を入れると、
手を拭き、夫婦の部屋に行ったのでした。
そして化粧台のイスに座り、
簡単に化粧をしてから、
軽に乗り、スーパーへと買い物に出かけたのでした。