本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを好きなだけ用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
美加はいつもどおり、
風呂に一時間以上入っていたのです。
そして風呂から上がると、バスタオルで髪の毛を拭きながら、
居間にやって来たのでした。
「出たわよー!?」
「誰入るのー!??」
と美加が言うと、
「あと30分ぐらいで番組終わるからー!?」
と修二が言ったのです。
「省エネにならないでしょ!?」
と美加が言うと、
「じゃあー!?おもしろいところだけど!?」
「俺が入るかー!?」
と義雄が言ったのでした。
そして立ち上がると、着替えを取りに夫婦の部屋へ向かったのです。
義雄はいつもどおり早かったのですが、
頭も洗ったので、15分ほどで風呂から出てきたのでした。
「しゅうじー!?」
「いいお湯だぞー!?」
と居間に来て義雄が言うと、
「もう少しで終わるから!?」
「お母さんに先入ってもらってよー!?」
と修二が言ったのでした。
「しょうがないヤツだなあー!?」
「そんなこと言うと、デザートもらえなくなるぞー!?」
「俺は知らないからなっ!!?」
と義雄が言うと、
「わかったよー!?」
「今すぐ入るから!?」
と言うとコタツを出て立ち上がると、
急いで自分の部屋へ、着替えを取りに行った修二でした。
そしてすぐに着替えを持ってくると、
風呂に入ったのです。
義雄は台所に行き、冷蔵庫を開けると、
「お母さん!?」
「きょうはまだ500飲んでいいかなー!??」
と美津子にお伺(うかが)いを立てたのです。
すると、
「しょうがないですねえー!?」
「きょうだけですよー!?」
「あしたから普段の日は、350にしてくださいよー!!?」
と美津子が言ったのでした。
「はーい!!?」
と答えると義雄は、いったん冷蔵庫を閉めたのです。
そしてガスコンロのスイッチを入れ、
網の上に”スルメ”を載せるとそれをあぶり、
「熱い熱い!?」と言いながら、
食べやすいように手で割(さ)くと、
それを中皿に載せたのでした。
小皿にしょうゆとマヨネーズを入れ、
お盆を持ってくると、缶ビールを冷蔵庫から取り出し、
それらといっしょに載せて、居間へ持って行った義雄でした。
入れ替わりに美加が来ると、
「お父さん!?」
「お酒のつまみは、うれしそうに勝手に作るんだわよねえー!??」
と笑いながら言うと、
「わたしもデザートのしたく!?」
「言われなくても、勝手にしますから!?」
と笑って美加が言ったのでした。
それから美加は風呂場へと行き、
少し大きな声で、
「修ちゃん!?デザートだけど!?」
「コーヒーと紅茶どっちがいいの?!」
と訊いたのです。すると修二は、
「まるごとバナナだよねえー!?」
「どっちでもいいけどなあー?!」
と言って少し考えてから、
大きな声で、
「コーヒーにしてくれますでしょうか?!」
「お姉さま!?」
と言ったのです。
「あいわかった!!?」
と答えると、美加は台所に戻ったのでした。
そして、
「お母さん!?どっちがいい!??」
と美津子にも訊くと、
デザートの支度を始めた美加でした。
「修ちゃん!?」
「もうしたくできるわよー!?」
と風呂場に行って美津子が言うと、
「今もう出るから!?」
と修二は答えたのでした。
それから30分ほど居間でみんな揃ってテレビを見ながら、
美津子と美加と修二は、コーヒーを飲みデザートを食べ、
義雄はスルメをつまみに、
缶ビールの500mlを飲んだのでした。
一家団らんの時間が過ぎると、
後片付けは美加がしたのです。
そして、美津子は久しぶりにゆっくりと風呂に入ったのでした。
美津子は風呂から上がると、
家族の洗濯物を風呂場に干したのです。
それから、ガスの元栓と戸締りを確認すると、
灯りを消し、最後に寝床に入ったのでした。