本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを好きなだけ用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「ただいまー!!?」
と修二は言うと玄関マットのところにバッグを置いたのです。
すると台所から美津子が、
居間から義雄と美加が、
「お帰えりー!!!?」と言ったのでした。
修二は玄関を上がると、置いたバッグの中から、
空(カラ)の弁当のパックが入ったスーパーの買い物袋を取り出し、
それを持って台所に行ったのです。
袋だけをゴミ箱に捨てると、
空の弁当のパックを流し台に置いたのでした。
「腹減ったー!!?」
「きょうの夕飯なにー!??」
と修二が言うと、
「湯豆腐に親子丼!!?」
と美津子が言ったのです。
「親子丼かあー??!」
「湯豆腐じゃ!腹のたしにならないからなー!?」
と修二が言うと、
「お昼に美加が作ってくれた焼きそばが冷蔵庫に入っているから!?」
「それチンして食べなさい!!?」
と美津子が言ったのでした。
「オー!珍しいこともあるねえー!?」
「何か言われる前にお礼言ってこよー!?」
と修二は笑いながら言うと、居間に行ったのでした。
「お姉ちゃん!?サンキュー!!?」
「焼きそば!?」
と、修二が美加に向かって言うと、
「食後のデザートも買ってあるからネッ!」
「お父さんがお金出してくれたから!?」
と美加が言ったのです。
「お父さん!ごちそうさんでーす!!?」
と義雄に向かって修二が言うと、
「おおー!?」
「修二ががんばって勉強してるからなっ!?」
と義雄がうれしそうに言ったのでした。
「だったら!?現金のがいいんですけどー!?」
と修二が余計なことを言ったのです。すると、
「ばーかっ!!?」
「それほど成績上がってないだろー!??」
と義雄が笑いながら言ったのです。
「まあー!?それはそうですネッ!!?」
と言って舌を出すと、
居間から洗面所に行った修二でした。
手洗いをし、顔を洗いうがいを済ませると、
修二は急いで台所に行ったのです。
そして冷蔵庫を開け、焼きそばを取り出すと、
電子レンジでチンしたのでした。
そして焼きそばを食べたのです。
修二が焼きそばを食べ終わる頃、
ちょうど夕飯の支度ができたのでした。
「修ちゃん!?」
「お父さんと美加に支度できたって言ってきてー!?」
と美津子が言うと、
「はーい!」と言うと修二は、
食べ終えた皿を持って流しにそれを置くと、
居間に行ったのでした。
「夕飯の支度できたってえー!?」
と修二が言ったのです。
「じゃあー!トイレ行ってこよー!?」
と言って美加は立ち上がると、
「お父さん!?ファンヒーター切るよー!?」
と言ったのです。すると、
「ああー!お父さんコタツ切るから!?」
と義雄が言ったのでした。
修二はすぐに戻って来てイスに座ったのです。
すると美加が大きな声で、
「しゅうじー!!」
「玄関にバッグ置きっぱなしー!!?」
と言ったのでした。
修二は大きな声で、
「わかったよー!?」
「今片づけるー!!?」
と答えると、
イスから立ち上がり、急いで玄関に向かったのでした。
玄関に置いてあったバッグを持つと、
階段を急いで駆け上がり、自分の部屋を開け、
放り投げると、すぐにドアを閉め、
階段を下り台所に戻って来た修二でした。
そしてイスに座ると、
「いっただっきまーす!!?」
と言ったのです。
「美加が来るまで待っていなさい!!?」
と美津子が言うと、
「はーい!!?」
「お姉ちゃんまだかなー??!」
と言って、笑ってごまかした修二でした。
すぐに美加が台所に来たのです。
そしてみんなで夕食を食べ始めたのでした。
「お父さん!?」
「あしたで正月休みも終わりですねえー!?」
と美津子が言うと、
「そうだなっ!」
「あっという間に終わるなあー!?」
「あしたの朝はいつもの時間で起きるかー!?」
と義雄が言ったのです。
「そうですねっ!」
と美津子も納得してそう答えたのでした。
すると修二が、
「だったら俺も朝早く起きるよー!?」
と言ったのです。
「珍しいこともあるものねえー!??」
と美加が言うと、修二が、
「お姉ちゃんの焼きそばよりー!?」
「珍しくないよー!!?」
と笑って言ったのでした。