本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを好きなだけ用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「美加ありがとう!?」
「焼きそば作ってくれてるんだあー!?」
「麺なかったでしょ?!買ってきたのー??!」
と美津子が言ったのです。すると、
「お父さんからお金もらって買って来たから!?」
「お礼ならお父さんに言ってー!?」
「3時のおやつの分も買って来たからねっ!?」
と、焼きそばを作りながら美加が答えたのです。
「そう!?」
「何も言わないから!?」
「お父さん!ご馳走様です!?」
と言って、義雄に向かい軽く頭を下げた美津子でした。
すると、
「なに言ってるんだー!?」
「照れるじゃないかっ!?」
と言って義雄はテーブルのイスを引き、すぐに座ったのです。
「何か手伝おうかー!?」
と美津子が言うと、
「いいわよー!?お母さんは座っていて!!?」
「もうすぐできるからー!?」
と美加が言ったのでした。すると美津子は、
「じゃあー!お言葉に甘えて!?」
とうれしそうに言うと、イスを引き座ったのでした。
「焼きそば用の麺を三つ買って来たんだけどー!?」
「キャベツとお肉加えたら、思っていたより多くなちゃったから!?」
「修二に残しておけばいいかなっと思って!?」
と美加が作りながら言うと、
「そうネッ!?」
「どうせあの子帰ってくれば”腹減った!!”って言うから!?」
「ちょうどよかったわ!?」
と美津子がうれしそうに言ったのでした。
「そうそう!?」
「お茶はもう用意してあるから!?」
と美加は言うとガスを弱火にし、
急須にポットからお湯を注ぎ、
各自の湯飲みに入れ先にお茶を出したのです。
そしてすぐ、
お椀に入れておいたインスタントの松茸のお吸い物の素に、
お湯を入れ、それも出したのでした。
最後に火を止め、
フライパンから、できた焼きそばをだいたい四等分に分け、
皿に盛り、急いで出したのです。
そして最後に修二の焼きそばの皿にラップをかけたのでした。
それからエプロンをはずしイスに掛けると、
すぐに座った美加でした。
「美加特製の焼きそばだなっ!?」
「じゃあー!みんなで食べよー!?」
「いただきまーす!!」
と義雄がうれしそうに言うと、
美津子と美加も、
「いただきまーす!!」
と言って食べ始めたのです。
すると、
「アッ!」
と美津子は言い、箸を置き急いで立ち上がると、
洗濯機のスイッチを入れに行ったのです。
午前中やるつもりでいた残った洗濯を思い出したのでした。
美津子が笑いながら戻ってくると席に座り、
三人で話をしながら楽しく昼を食べたのでした。
食べ終わると、美津子と美加で片づけたのです。
義雄は食べ終わると居間に行き、
ファンヒーターのスイッチを押したのです。
しかしいつもと同じでした。
「やっぱり、お母さんが疲れてたからかなあー!?」
と言うと、コタツのスイッチを入れ、
コタツに入るとテレビをつけた義雄でした。
片づけが済むと、美加は自分の部屋へ行き、
美津子は洗濯物を取り込むと、
新しい洗濯物を干したのでした。
義雄はしばらくテレビを見ていたのですが、
「くだらないなあー!?」
と言うと、テレビを切り、コタツを切り、ファンヒーターを切ると、
何を思ったのか珍しく、自分で風呂掃除を始めたのです。
それから時間は過ぎ、
3時になると、みんな居間に集まってきたのでした。
「美加!?」
「さっき冷蔵庫見たら!?」
「まるごとバナナと、エクレアが2個入っていたけど!?」
「夜食べるの??!」
と美津子が言うと、
「そうよー!?」
「まるごとバナナは修ちゃん用」
「エクレアはわたしとお母さん用」
「お父さんは夜飲むからいらないしネッ!」
と、美加が言ったのでした。
三人は3時のおやつを、
シュークリームと紅茶で済ませたのです。
そしてそれが済むと、義雄は散歩に出かけ、
美加は友達のところに出かけたのでした。
美津子は用事を済ませると、
家に鍵をかけ、自転車で買い物に出かけたのでした。
最初に家に戻ってきたのは美津子でした。
すぐに夕飯の支度を始めたのです。
それからだいぶたって義雄が本を買って戻り、
そして美加が戻ってきたのでした。
最後に修二が自転車を飛ばし、
ミスターマリックの登場音楽、
「ズッ・ズッ・ズッ・ズッズン!」
とうれしそうに口ずさみながら、
時々あいだに、
「きてます!きてます!!」
「ハンドパワーです!!」
と言いながら、
図書館から戻って来たのです。