ブログ小説 妙なこと 第十四話(10)

「ハーイ!!?」
と美加が答えると、
「最近これ多いいねー!!?」
「たまには牛(ぎゅう)だけのを食いたいなあー!??」
と余計なことを言った修二でした。

「食べ物だからみんなの為に気をつけて買って来てるのにー!?」
「日本の食肉会社でも偽装をやっていた会社もあったから!?」
「まして、アメリカの会社じゃあー!?」
「余計信用できないわよー!??」
「病気になってからじゃあー!?遅いんだからねっ!!?」
と美津子が語気を荒げて言ったのでした。

「そうだぞー!?しゅうじー!?」
「贅沢(ぜいたく)を言ったらきりがないからなっ!!?」
「世界には食べるものにも困っている人たちがいるんだから!?」
と義雄が言ったのでした。

「わかったよー!?」
と修二は言うと、
おとなしく食べ続けたのでした。

「さっきお父さんが美加を迎えに行った時に!?」
「静岡のおばさんから電話がありましたよー!?」
「おじいさんの法事があるそうなんですよー!?」
「また来週にでも電話をよこすそうです!!?」
と美津子が言ったのでした。

「そうかあー!?もうそんなに年(とし)が経(た)ったんだー!?」
「ところでおばあさんは元気だって言ってたかい?!」
と義雄が言うと、
「相変わらずおじいさんが、まだ生きてると思い込んでるそうですよー!?」
「それからおじさんのことを、誰だって言ったそうですよー!?」
「おばさんが笑って言ってましたよー!!?」
と美津子が言ったのです。

「老人の施設に入ると、長生きする人が多いそうだなあー!?」
「でもあのおばあさんは、具合が悪くなって病院に入院した時は!?」
「医者がもうだめだろうって言ったのに元気になったんだよなあー!?」
「俺がお見舞いに行ってから急によくなったって言ったけど!!?」
「あの時はほんとに変な感じだったのを覚えてるよー!?」
と義雄が言ったのでした。

「お父さんまた奇妙な体験をしたんだあー!??」
「どういうこと??!」
と修二が言うと、
「お前たちには話してなかったけど!?」
「聞きたいかー!??」
と義雄が言ったのでした。

「そりゃー!?聞きたいよー!?」
「ねえー!?お姉ちゃん??!」
と修二が言うと、
「ジュンちゃんちで貰ったエクレアでも食べながら聞こうかあー??!」
と美加が言ったのでした。

「ごちそうさまでした!!?」
と美加が言うとすぐ、
「ごちそうさまでした!!?」
と修二が言ったのでした。
それからふたりはお盆に飲み物の支度をして、
エクレアの入った菓子折りを持つと、
「じゃあー!?先に行ってるよー!?」
と言って、居間に向かったのでした。

「お父さん!?きょうは飲まなかったんですねー!?」
「珍しいことがあるもんですねえー!??」
「あした雨にならなければいいんですけどー??!」
と美津子が笑いながら言ったのでした。

「美加を迎えに行かなきゃならないから!?」
「アルコールを飲まない意識が強かったんで!?」
「忘れてたよー!??」
と笑いながら義雄が言ったのでした。

「父親は娘がかわいいっていいますからねえー!??」
と美津子が言うと、
「そんなことはないよー!?」
「お母さんもとってもかわいいよー!??」
と義雄が言ったのです。

「お世辞言っても何も出ませんよー!??」
と笑いながら美津子が言うと、
「そうかあー!?」
「それじゃあー!?居間に行って話をするかなっ!?」
「ごちそうさんでした!!?」
と義雄が言ったのでした。

美津子もすぐ、
「ごちそうさまでした!!?」
と言うと、
「お父さん!?洗い物を済ませたら行きますから!?」
「先にあの子達に話していてください!!?」
と言い、後片付けを始めたのでした。

「わかったあー!?」
と義雄は答えると、イスから立ち上がり、
居間に向かったのでした。


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