ブログ小説 妙なこと 第十四話(4)

修二は二階の自分の部屋に行き、宿題をやり始めたのでした。
美加は食べ終わると、風呂に行ったのです。
いつもどおり、1時間以上入っていたのでした。
風呂から出た美加は、
「お母さん!?お風呂、入るー??!」
と台所に来て言ったのでした。

「やっと出たようねっ!?」
「じゃあー!?入るわー!?」
と言いながらあくびをした美津子でした。
それから夫婦の部屋へ行き、着替えを持って風呂場に行ったのです。

テレビの音が居間から聞こえてきたので、
美加は居間に入ったのです。
「おとうさーん!?」
「こんなところで寝てると風邪(かぜ)ひくわよー!?」
と言っても起きないので、
「しょうがないわねえー!?」
と言って肩をゆすった美加でした。

「ああー!?美加かあー!??」
「寝ちゃったよー!??」
「居間だけに、今、何時だあー!??」
と義雄が言うと、
「寝ぼけてて、シャレもおもしろくないわねえー!??」
「もう10時過ぎたわよー!?」
と美加が言ったのでした。

「9時半からメジャーリーグのダイジェスト見ようと思ったのにー!?」
「もう30分早く起こしてくれればよかったんだけどなあー!?」
と義雄が言うと、
「その時間帯、まだお風呂に入っていたからねっ!」
と美加が言ったのです。

「お父さんどこかでニュース番組やってるんじゃあーないの!?」
と美加が言うと、
義雄が大あくびをしながら、
「ああー!?」
「きょうはいいにするかあー!??」
「美加!?コタツのスイッチとテレビ消してくれなあー!?」
と言うと義雄はサッサと立ち上がり、
居間を出ると、夫婦の部屋へ歩いて行ったのでした。

「なんでわたしがやらなきゃならないのよー!?」
とブツブツ言いながら、
コタツのコードを抜き、テレビを消し、
居間の明かりを消して、自分の部屋に向かった美加でした。

しばらくしてから風呂から出た美津子は、
「きょうはなんか疲れたわねえー!?」
「洗濯はあしたにしましょう!?」
と言うと、風呂場と洗面所の灯りを消し、
台所の明かりも消すと、夫婦の部屋へ行ったのでした。

11時半頃宿題を終えた修二は階段を下りて、
台所に行ったのでした。灯りをつけると、
「なんか腹減ったなあー!??」
「何かないかな?!」
と言うと、食器棚の下の引き戸を開け、
いろいろなカップめんの中から、カップヌードルを取り出したのです。

ポットの再沸騰(さいふっとう)ボタンを押し、
100度になるまで待ったのでした。
しばらく待ち、100度になると、
ポットのお湯をカップヌードルに入れると、
コップに水を入れテーブルの上に置き、残ってる肉じゃがを少しつまみ食いし、
四分待ち出来上がると、それを修二は食べたのでした。

食べ終わり片づけると、
「なんか疲れたなあー!?」
そう言うと修二は台所の灯りを消し、、
すぐに部屋に戻り、寝てしまったのでした。

翌朝いつもどおり、
美津子が最初に起き、
少し経ってから義雄が起き、
ふたりが食事を終える頃、修二が起きて来たのでした。

修二が食堂に入ってくるとすぐ、
「おはよう!」
と修二が言い、
「おはよう!」「おはよう!」
と美津子と義雄が言ったのでした。

「きょうはお父さん休みなんでしょー!?」
「どうせメジャーリーグ見るんだからー!?」
と修二が言うと、
「きょうお前は図書館かあー!?」
「ご苦労さんだなあー!??」
「勉強やる時には、やらなけりゃなあー!??」
とえらそうに義雄が言ったのでした。

「おかげさまで!今日は天気がよくてよかったよー!?」
「この間の土曜日は、雨が降ったりやんだりで!?」
「なんかさあー!?だるかったよー!?」
「天気も人間の体調に影響(えいきょう)するんだよねえー!??」
と修二が言ったのでした。

「しゅうじー!?早く顔を洗ってご飯にしちゃってー!?」
と美津子が言うと、
「はーい!!?」
と修二は答えると、
洗面所に向かったのでした。

洗面所で手を洗い顔を洗い、うがいをし終わると、
食堂に戻ったのでした。
「きのうのカレーの残りかあー!?」
と修二がひとこと言うと、
「いらないのー!??」
と美津子が言い、
「食べますよー!?」
と修二が言うと、
美津子が大きな皿に盛ったカレーを出したのでした。

修二はカレーを食べ終わると、
すぐに洗面所に行き、
歯をいつもより丁寧に磨いたのでした。


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