ブログ小説 妙なこと 第十三話(11)

修二と武が駅で美津子の車を待っていると、
ポツリポツリと雨が降ってきたのです。
「あれ!?あした雨かなー?!」
と修二が言うと、
「雨だったらしょうがないよー!?」
「でもどこか雨でも関係なく行けるようなところあるー??!」
「しゅうちゃん!??」
と武が言ったのでした。

「そうだなあー??!」
と言ってから、
「お姉ちゃんに聞いてみるよー?!」
「意外と知ってるかもしれないからさあー!??」
と修二が言ったのです。

「あしたの天気は、雨らしいぞー!?」
「午後になれば晴れるって!?」
と義雄がテレビの天気予報を見て、
台所に来ると、美津子に言ったのでした。

「あれ?!雨が降ってきたみたい!?」
「よかった!?洗濯物取り込んでからで!!?」
と言うと、
「お父さん!?迎えに行ってくれますー!?」
「鍵はいつものところに掛かっていますから!??」
と美津子が言ったのでした。

「ああー!いいよー!?」
とあくびをしながら義雄は答えると、
鍵を持ってすぐ、
「免許証忘れた!!?」
と言って、夫婦の部屋に取りに行ったのです。
それから玄関に来て靴を履くと、
「お母さん行ってくるから!?」
と言って出かけたのでした。

台所から、
「お願いしまーす!!?」
「気をつけて!!?」
と美津子が大きな声で言ったのでした。

玄関を出ると、美津子の軽自動車に乗り込んだ義雄でした。
「狭いんだよなあー!??」
「アクセルも小さいし!!?」
などと文句を言いながら、シートベルトをし、
車を発進させたのです。

じきに駅に着くと、いつもの場所に車を停めたのです。
そしてすぐドアロックをはずすと、
修二と武が走って、いきよいよく車に乗り込んで来たのでした。
「わあー!雨になっちゃったよー!!?」
と修二が言って、助手席に座るとドアを閉めたのです。

武は後ろのドアを開け乗り込み座ると、
後ろのドアを閉めたのでした。
「おじさんこんばんは!!?」
「すいませんよろしくお願いします!?」
と武が言うと、
「あいにく雨になっちゃったなあー!??」
「あした午前中は雨らしいぞー!??」
「天気予報で言ってたから!??」
と義雄が言ったのです。

「そうなんですかあー!??」
「天気予報でよくないようなことを言ってたんで!?」
「気にはなっていたんですけど!!?」
と武が不安そうに言ったのでした。

「とにかく早く戻って、ぬれたところを拭(ふ)かなけりゃなあー!?」
と義雄が言うと、
「車のところまでの間(あいだ)だけだから!?」
「そんなにぬれてないよー!??」
と修二が言ったのでした。

「そうかあー!??」
と義雄は言って、修二がシートベルトをしているのを確認すると、
駅を出発して、家に戻ったのです。
車が家に着くと、急いで玄関のドアを開け中に入った修二と武でした。
すぐあとに義雄が入ってきたのです。

「ただいまあー!?」
と修二が言うと、美津子がタオルを持って玄関に出てきたのです。
「お帰りー!?」
「武君いらっしゃい!!?」
と美津子が言うと、
「お世話になります!!?」
と言って武はお辞儀したのでした。

「とにかく拭いて!!?」
と言って三人にタオルを手渡した美津子でした。
三人は玄関で頭と手を主に拭いたのです。
「ありがとうございました!?」
と言ってタオルを美津子に返した武でした。

「はい!?」「はい!?」
と言って美津子にタオルを返した義雄と修二でした。
「とにかく上がって!?」
と美津子が言うと、
「おばさんこれ!?母がよこしました!?」
と言って武は、美津子に袋ごと手渡したのです。
「すいません!?ありがとう!?」
「あとでお母さんに電話しときますね!!?」
とうれしそうに言った美津子でした。


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