ブログ小説 妙なこと 第十三話(1)

「ピンポーン!」
と玄関のチャイムが鳴ったのです。そしてすぐ、
「ただいまー!?」
と義雄の声がしたのでした。
「お父さんだあー!?_」
と言って修二が、玄関に行ったのです。

「お帰りー!?」
「きょうも遅かったねー!?」
と修二が言うと、
「ああー!?風呂あいてるかあー??!」
とすぐに義雄が言ったのでした。

「あいてるよー!?」
「すぐ入るー!??」
と修二が言うと、台所から美津子が玄関に出てきたのです。

「お疲れさま!?お風呂入りますー??!」
と美津子が言うと、
「さすがお母さん!!?」
「察しがいいねえー??!」
と感心したように修二が言ったのでした。

「当たり前だあー!?」
「だてに、!?」
と言ってすぐに言うのをやめた義雄でした。すると、
「だてに、なんですか?!」
と美津子が言うと、
「いや別に!??」
「とにかく風呂が先だあー!??」
と言って、玄関を上がるとすぐに夫婦の部屋へ向った義雄でした。

「お父さんヘタだなあー!??」
「だてに長年連れ添っていないんだよー!??」
「とか言えばいいのにー!??」
と修二が言うと、
「そんなことより、ゲームばっかりやっていないで!?」
「勉強しなさいよー!??」
と美津子が言ったのでした。

「ゲームはもうとっくに片づけましたー!?」
「今ちょっとテレビを見たんだよー!?」
「これから勉強しますよー!??」
と修二は言うと、とっとと、2階へ上がって行ったのでした。

すぐに美津子が、
「しゅうじー!?」
「コタツの電気消したあー??!」
と言うと、
「消したあー!?テレビもー!!?」
と修二は、2階で答えたのでした。(2階だけに2回答えた!くだらん!!)

義雄は着替えを持って、風呂場に来たのでした。
下着を洗濯機に入れると、
「お母さーん!?」
「ワイシャツは、下のカゴに入れとけばいいのかあー??!」
と大きな声で言うと、
「ええー!?あとで仕分けますからあー!?」
と美津子も大きな声で答えたのでした。

それから義雄はあいかわらず、
ざっとボディーシャンプーで洗い、ざっと湯舟に入り、
肩まで浸かり、20数えると湯舟から出たのです。(子供といっしょじゃん!!)
「きょうはちょっと、長く浸かり過ぎたかなあー?!」
「10でよかったかな??!」
と言ってから、バスタオルでからだを拭いたのでした。

着替え終わると義雄は、風呂場を出て台所に向ったのです。
「お父さん!?先ビールにしますー??!」
と美津子が言うと、
「ああー!?そうしてくれるかあー!??」
と義雄は言うと、いつもの席に座ったのでした。

美津子はジョッキを義雄の前に出すと、
「お疲れさまでした!。」
と言って、ビールを注いだのです。
「ありがとう!?」
と言うと、一気にジョッキ半分ほどビールを飲んだのでした。

「うまいなあー!??」
「ところで美加はまだ帰ってないのかあー??!」
と言うと、
「さっき電話があってー!?」
「駅に着いたら電話するからって言ってました!?」
「もうじきかかってくると思うんですけどー?!」
と美津子が言ったのでした。

「今年受験の子がいるんですけど!?」
「成績はいいらしんですけどね!?」
「上がり症らしいんですよー!!?」
と美津子が言うと、
「本番に弱いヤツかあー!??」
「いるなあー!?確かにー!!?」
と義雄が言ったのです。

義雄は目の前にある小皿に醤油を注ぐと、
それにワサビを少し入れ、
マグロのぶつ切りをそれにつけて食べたのです。すると、
「お父さん!?それ、おかず!!?」
「ビールは枝豆で飲んでくださいよー!?」
「よかったらヤッコ作りますけど??!」
と、美津子が言ったのでした。

「おかずかこれー!??」
「じゃあー!?ヤッコくれるかあー?!」
と言うと、すぐ美津子は冷蔵庫を開け、
「はいヤッコ!!?」
と言って、ポン酢といっしょに義雄の前に出したのでした。
「早いなー??!」
と義雄が言うと、電話がかかってきたのです。そして、
「美加かしらねー??!」
と言って電話口に向かった美津子でした。


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