ブログ小説 妙なこと 第十三話(9)

だいぶ経ってから美加が風呂から出て、
台所で家計簿をつけている美津子のところに来たのです。
「お母さん!?お風呂入るんでしょ?!」
と言うと、
「やっと出てきたわね!?」
「ええー!?じゃあー入ろうかなー!??」
と言うと、家計簿を引き出しにしまい、
玄関に行き、鍵を閉めると、
夫婦の部屋に着替えを取りに向かった、美津子でした。

それから美加は居間に行き、
「まだテレビ見ているの?!」
「あしたも図書館へ行くんでしょ?!修ちゃん??!」
と言うと、
「まだ風呂に入っていたのお姉ちゃん??!」
と修二がうれしそうに言ったのでした。

「うるさいわねえー!?まったくー!!?」
「わたしもう部屋に戻るから!?」
「あと頼むわねー!??」
と言うと美加は2階へ上がって行ったのです。

「さーて!?俺も寝るかなあー!??」
「お父さん!?まだ見てる?!」
と修二がコタツを出て立ち上がり言うと、
「ああー!あしたは休みだから!?」
「終わるまで見てるよー!!?」
と言った義雄でした。

「じゃあー!?俺も部屋に行くからさあー!??」
「あと頼むねー!??」
と言うと、
「ああー!?わかったー!??」
と義雄は答えたのでした。

美津子が着替えを持って風呂場に向かい、
風呂に入ったのです。
義雄はプロ野球が終わると、テレビを消し、
コンセントからコタツのコードを抜き、明かりを消すと、
夫婦の部屋に行ったのでした。
それからじきに美津子も風呂から出ると、
戸締りと、風呂と台所の明かりを消すと、
夫婦の部屋に戻ったのでした。

翌朝いつもどおりに美津子が一番早く起き、
次に義雄が起き、じきに修二が起きて来たのでした。

「お母さーん!?きょう武ちゃんが来るから!?」
「早く帰ってくるからねっ!?」
と修二が朝食を食べながら言うと、
「わかってるわよー!?」
「ハイこれお弁当!?」
と言って美津子が修二に手渡したのでした。

「サンキュー!?」
と言って受け取るとテーブルの上に置き、
急いで朝食を済ませ、
「ごちそうさん!?」
と言うと、洗面所に行き、歯を磨き、
頭をセットし、台所を通りお弁当を持つと、
「行ってきまーす!!?」
と言って玄関に向かったのでした。

修二の後姿に向かって、
「いってらっしゃい!?気をつけてねっ!!?」
と美津子が言ったのでした。
修二は玄関を出ると、いつものように自転車で、
図書館まで行ったのです。

「健介!?おはよう!?」
と修二が、少し前で並んでる健介に言ったのです。
すると、後ろを振り向き、
「おはよう!?」
と健介が修二の顔を見て言ったのでした。

しばらく待っていると、
図書館の入り口が開(あ)いたのです。
そして健介は、いつもの席を確保したのでした。
すぐに修二が健介の隣の席に来たのです。
そして二人はいつものように勉強を始めたのでした。

午前が終わり12時になると、
ふたりはいつもの公園に行き、昼ご飯を食べたのでした。
「じゃあー!?あした健介も付き合ってくれるんだよなあー!??」
と修二が食べながら言うと、
「うん!?ところでさあー!??」
「従兄弟(いとこ)の子、同士(どおし)だと!?」
「なんて言うんだよー??!」
と健介が言ったのです。

「お父さんが!?」
「”はとこ”って言うんだって言ってたけどー!??」
「また従兄弟とも言うらしいんだよー!??」
「別に言い方にこだわらなくたって!?」
「親戚であることは間違いないんだから!!?」
と笑いながら修二は言ったのでした。

「親戚って困るよなあー??!」
「言い方がさあー??!」
「年がそんなに違わなくても!?」
「おじさんだったりするんだからさあー??!」
と健介が笑いながら言ったのでした。


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