ブログ小説 妙なこと 第十三話(8)

修二は中皿に義雄の分の餃子5個を取り分け、
ラップをしたのです。
美加は着替えを自分の部屋に取りに行き、
それを持って風呂場に行き、風呂に入ったのでした。

「きょう大リーグと巨人との試合があるって!?」
「健介が言ってたけど!?お父さん見ないの?!」
と修二が言うと、
「そうだったなあー!?」
「じゃあー!?見るかなっ!?」
と義雄は言うと、小皿に最後の餃子を一個載せ、
残りのビールをジョッキに注ぎ、
箸とそれらを持って、イスから立ち上がったのです。

「俺も見よー!??」
と修二は言うと、大皿に小皿と箸を載せ、
コップにウーロン茶を注ぎ足し、
それらを持ってイスから立ち上がったのでした。

「まったくー!?ふたりとも片付かないんだからあー??!」
「食べ終わってから、テレビを見に行ってくださいよー!?」
「お父さん!。修二もー!??」
と不機嫌そうに美津子が言うと、
「はーい!!?」
と言って、イスに座りなおした義雄でした。

「しゅうじー!?」
と義雄が言うと、
「わかったよー!??」
と言って修二もイスに座りなおしたのです。
「わかればいいんですー!?わかれば!??」
と言って、機嫌を直した美津子でした。

義雄は餃子をつまみにビールを飲み干すと、
「お母さんご飯!?」
と言ったのです。
茶碗にご飯をよそり、
レンジで温めなおしたおかずといっしょに、
義雄の前に出した美津子でした。
出されたものをおとなしく義雄は食べたのです。

修二は、
「うまいうまい!!?」
と言って、餃子をきれいに全部食べたのでした。
「ごちそうさん!?」
「じゃあー!?お父さん!!?」
「先に行って見てるからねっ!?」
と言うと修二は、居間に向かったのです。

「ああー!?」
と言って義雄は答えると、
苦しそうにご飯を食べたのでした。(ビール先に2本飲むからだ!!)
「ごちそうさん!?」
「食い過ぎたあー!??」
と義雄は言うと、ゆっくり居間に向かったのです。

居間に来た義雄は、
「食い過ぎたー!?」
と言ってコタツに入ると、座布団を枕代わりにして横になり、
寝ながらテレビを見たのでした。
そしてしばらくすると寝てしまったのです。

「お父さんやっぱり巨人は弱いよー!?」
「逆転されちゃったよー!!?」 
と修二が言って義雄のほうを向くと、
すでに気持ちよさそうに寝ていたのでした。
「お父さん疲れてんだなあー??!」
と言うと修二はコタツから立ち上がり、台所に行ったのです。

「お母さーん!?」
「お父さんコタツで寝ちゃったけど!?」
「そのままでいいかなあー??!」
と修二が言うと、
「きょう名古屋から電話が掛かってくるから!?」
「それまで寝かせてあげましょう!?」
と美津子が言ったのでした。

「うん!わかったー!??」
と修二は言うと、居間に戻ったのです。
それから20分ほどすると、義雄が急に起きたのでした。
「トイレ!トイレ!!?」
と言ってトイレに行ったのです。

トイレから戻り、またプロ野球を再び見始めてしばらくすると、
電話が鳴ったのでした。
「名古屋からだ!?きっと!!?」
そう言うと義雄は立ち上がり、
電話口に向ったのです。

「もしもしー!?」
「ああー!?こうちゃん!?」
「あっ、そー??!」
「わかったあー!?」
「じゃあー!?」
と義雄が言うと、電話を切ったのでした。

それからすぐ台所に行くと、
「こうちゃんが奥さんによろしく言ってってさあー!?」
と美津子に言ったのです。
「わかってますよ!?」
とうれしそうに美津子は答えたのでした。


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