ブログ小説 妙なこと 第十三話(6)

「修二呼んできてくれるー?!」
と美津子が言ったのです。
「はーい!?」
と美加は言うと、居間に行き、
「修二!?お母さんがチョット来てって!!?」
と美加が言うと、
「うん!?わかったあー!?」
と言って、テレビのスイッチを切ったのでした。

台所に入ると修二が、
「何!?お母さーん??!」
と言うと美津子が、
「いつものやってちょうだい!?」
と言ったのです。

「うん!?わかったよー!??」
と修二は言うと手を洗い、
美津子は”ふきん”を、修二に手渡したのです。
ふきんを受け取ると、
ボールに入っている刻んだキャベツをふきんに入れ、
それを、別のボールの上で思いっきり絞ったのでした。

そして絞ったものを、もう一つのボールに入れたのです。
それを何回か繰り返した修二は、
「きょうはそんなに量がないねえー!??」
と言うと手を洗い、居間に戻って行ったのでした。

「こういうことは、男でなきゃあー!?」
「うまく水分が出ないのよねえー!??」
と美津子が言ったのです。そして、
「一応、修二も男の端くれだからね!?」
「こういう時に男の力が必要なのよ!!?」
とうれしそうに言ったのでした。

「まあー!?かろうじてねっ!!?」
と美加もそう言ったのでした。
そして、すり下ろした生姜(しょうが)とニンニクを入れ、
刻んだニラを入れ、牛と豚の合びき、
最後にホタテの缶詰の中身を入れたのです。
それから美津子は、手で混ぜ合わせたのでした。

そして具が出来上がると、三人で手分けして、
皮にそれを詰めたのです。

三人で話しながら餃子を作っていると、
義雄が風呂から出てきたのです。そして、
「ああー!?いいお湯だったあー!?」
「次!?誰が入るんだあー??!」
と言ったのでした。

「美加!?修二にお風呂入るように、言ってちょうだい!??」
と美津子が言うと、
「俺が言ってくるから!?」
と言って義雄が居間に向かったのです。そして、
「しゅうじー!?風呂入れよー!??」
と義雄が言うと、
「お父さん!?きょうは長かったねえー!??」
と、修二がテレビのスイッチを切り、言ったのでした。

「おおー!?きょうは頭を洗ったから!?」
「長かったんだー!??」
「ちょっと長すぎたかなあー??!」
と義雄が言うと、
「普通頭も洗ったら、もっと遅いけどねえー?!」
「でもお父さんじゃあー?!そんなもんかなっ!??」
と修二が少し笑いながら言ったのでした。

「じゃあー!?俺!入るからさあー!??」
と修二は言うと、
急いで階段を上がり、自分の部屋に行ったのです。
それからすぐに着替えを持って、下りてきたのでした。
そして風呂場に行き、風呂に入ったのです。

義雄は居間から戻ってくると、
冷蔵庫を開け、ビールをジョッキに注ぐと、
「風呂上りの一杯は最高だなあー!?」
と言って、うまそうにビールを飲んだのでした。

「本当は、一晩寝かせたほうがいいんだけどねえー!??」
「京子さん!?だいたいわかったでしょ!?」
と美津子が言うと、
「はい!ありがとうございました!。」
「今度うちで作ってみます!?」
と京子が言ったのでした。

美津子は、今できたばかりの餃子を、
フライパンを使い、焼き餃子を作ったのです。そして、
「お父さん!?餃子食べてみて!??」
と美津子が皿に盛り言うと、
「ビールには餃子が一番だ!?」
「お母さんの特製のは特に!!?」
と言い、ポン酢につけると、うまそうに食べたのでした。

「うまいなあー!?」
と言ってビールを一口飲んだのでした。
餃子2個で、瓶ビールを1本空けたのです。
「修二の分はあるのかあー?!」
と義雄が言うと、
「だいじょうぶですよー!?」
「修二はお風呂に入って、おなかを減らそうとしているんですよきっと!!?」
「餃子食べたいからー!??」
とうれしそうに美津子が言ったのでした。

「修二が来る前にわたしたちも食べましょー!??」
と美津子が言うと、美加と京子が、
「はーい!!?」
と声を合わせて言ったのでした。


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