ブログ小説 妙なこと 第十三話(5)

「きょうは、残業ないって言ってたから!?」
「お父さんかしら?!」
と言って美津子は、玄関に向かったのでした。
「ただいまあー!??」
と言って義雄がドアを開けたのです。すぐに、
「お邪魔しまーす!?」
と言って美加の同級生の京子が入って来たのです。
そして、「ただいまー!?」
と言って美加が入り、ドアを閉めたのでした。

「おかえりー!?」
「いらっしゃい!!?」
「三人いっしょ??!」
と美津子が驚いて言うと、
「ああー!?途中で会ったんだあー!?」
と義雄がうれしそうに言ったのです。

「ヨーカドーで??!」
と美津子が言うと、
「お母さん!?」
「お父さんがヨーカドーまで来るわけないでしょ!??」
と、笑って美加が言ったのでした。
「そうよねえー!??」
「じゃあー!?駅からの道で!!?」
と笑って言った美津子でした。

「ええー!?そうなんです!!?」
「わたしと美加が橋を渡って来たら!?」
「ちょうどおじさんが、駅から下って来たところだったんです!!?」
と京子がうれしそうに言ったのでした。
すると義雄が、
「とにかく上がって!京子さん!??」
「お母さん!俺は先に風呂に入るから!??」
と言うと、夫婦の部屋に向ったのです。

「わかりました!!?」
「お湯加減、みときますから!??」
と美津子は言い、
「もうそんな時間になるのねえー!??」
「ご飯のしたくできてるから!?自分たちでよそってね!!?」
「先にお風呂みてくるから!?」
と言うと、風呂場に向ったのでした。

美加と京子はふたりとも、
「はーい!?」
と言って家に上がり、洗面所に向ったのでした。
美加と京子が洗面所から出て行くと、
少しあとから美津子も風呂場から出てきたのです。

「こんばんはー!?修ちゃん!??」
と京子が言うと、
「こんばんはー!?」
「京子さん!?きょうは、なにー??!」
と修二が不思議そうに言ったのでした。

「ご飯軽く食べたあと!?」
「餃子を作るのよー!??」
「お母さんから聞いてなかったあー??!」
と京子が言ったのです。すると、
「聞いてないよー!??」
「なんだあー!?それだったらあー?!」
「もう少し食べる量を減らせばよかったなあー??!」
と修二が言ったのでした。

「そうなんだあー!??」
と京子が言うと、
「お母さんは考えたんじゃあーないの?!」
「修二に言うと、いっぱい食べられちゃうからあー!??」
「作戦だわよー!?」
と笑いながら美加が言ったのでした。

「言えてるわねえー!??」
と京子も笑って言うと、
「まったくふたりともー!?」
「だけど!間違ってはいないけどさあー!??」
と修二も笑って言ったのでした。

ふたりの少しあとから来た美津子が、
「何?三人ともー!??」
「うれしそうにー?!」
と言うと、
「餃子の話!修二にしてないから!?」
「わたしが、お母さんの作戦だって言ったのよー!??」
と美加が、うれしそうに言ったのです。

「当たり前でしょ!?」
「修二に言ったら!?」
「餃子食べるために!?おかずだけしか食べないわよー、きっと!!?」
と美津子がうれしそうに言ったのです。
「だよねー!??」
と美加がうれしそうに言うと、
「そうねー!?確かに!?」
と京子が言い、女三人は笑ったのでした。

「人をバカにしてー!??」
と修二はふくれっ面をして言い、
「だけど!餃子は意地でも食べるからねっ!!?」
と言うと、不敵な笑いを浮かべ、居間に向ったのでした。

女三人は、軽く夕飯を済ませると、
美津子が京子に教えながら、
三人で餃子を作り始めたのです。
ちょうどその時、
義雄が着替えを持って、風呂場に向かったのでした。


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