ブログ小説 妙なこと 第十一話(6)

「ふーん!??」
「まあーその話は後(あと)で聞くとして!?」
「ところでお父さんの話ってのは??!」
と和雄が言うと、
「これもとにかく!?嘘を言っているとは思えない!!?」
「不思議な話なんだよー!??」
と義雄が言ったのです。
そして義雄は話し始めたのでした。

「実はお前と同じ出張に来ているのが会社にいるんだけど!?」
「でも同じ出張でも長期出張できてるんだよ!?そいつは!!」
「浜松支社から来ているんだけど!?」
「東京なんて、10何年ぶりかで来たそうなんだ!!?」
「その前に1ヶ月ほど研修で横浜にいたそうなんだけど!??」
「その話がまた不思議なんだよー!?」
と義雄は言うと、
「久しぶりに和雄!いっしょに飲むかあー??!」
と言ったのでした。

「そうだね!!」
「じゃあー!?ビールでも飲む?!」
と和雄が言うと、
「さっき飲んだから!?ブランデーでも飲むかあー?!」
「和雄!?お前は??!」
と義雄が言ったのです。

「俺は!??」と言って少し考えてから、
「お父さんに付き合うよ!!?」
「オンザロック!?それともお湯で割る!?」
と和雄が言うと、
「お湯割りにするかー!?」
「俺も年だから!?」
と答えた義雄でした。

「じゃあー!?支度してくるよー!?」
と和雄が言うと、
「お兄ちゃん!?俺が支度をしてくるからさあー!?」
「座ってなよー!?」
と、ニコニコして修二は言うと、台所に向ったのです。
「そうかあー!?」
「じゃあー頼むな!!?」
とうれしそうに言った和雄でした。

修二は台所に行くと、
「お母さーん!?」
「お父さんと、お兄ちゃんがブランデーを飲みたいんだって!??」
と美津子に言ったのです。そしてすぐに、
「いい匂いだねえー!?」
「何作ってるのー!?」
と美津子に訊いたのでした。

「やっぱりそう!?」
「しょうがないわねえー!?1万円もらっているしねっ!?」
「修二は5千円もらってるから!?サービスしなさいよー!!?」
と笑いながら美津子が言ったのです。
「うん!?わかってる!!?」
と言うと修二は、お盆に支度をしたのでした。

「修ちゃん!?とりあえずボイルした冷凍の枝豆を先に!?」
「持ってってちょうだい!!?」
と美津子に言われた修二は、
「わかったー!!?」
と言うと、グラスとブランデーを載せたお盆に、
枝豆の皿と殻入れ用のプラスチックの容器を載せ、
「一回行ってくるよー!!?」
と言って、居間に向ったのです。

「修二!?居間のポットにお湯が入ってるか見て来てね!!?」
と修二に向かって言うと、
「あいわかった!!?」
と修二は答えたのでした。

「なんかいい匂いがしているなあー!?」
と義雄が言うと、修二が居間に来たのでした。
「とりあえず、先に枝豆でやっててだって!?」
「ホタテのバター焼きやってたよ!?キャベツ入りの!?」
「もうすぐ出来るよ!!?」
と修二が言ったのです。

「ホタテのバター焼きだけでいいのに!!?」
と義雄が言うと、
「お父さん!?野菜を取らなきゃあー!?だめだよ!!?」
と修二が言ったのです。
その言い方が寅さんふうだったので、
義雄と和雄は大笑いしたのでした。

それから修二はポットのお湯を見て、
お盆を持って台所に戻ったのです。
「修ちゃん!?できたから持って行って!!?」
と美津子は言うと、
修二の持って来たお盆にそれを載せたのでした。
「お母さんも来なよー!?」
「お父さんが不思議な話をするからさあー!?」
と言って、居間に向った修二でした。

「すぐ行くからって言ってて!!?」
と修二に向かって言ったのです。
それから美津子は風呂場に行き、
「美加!?いつまで入ってるの??!」
「お父さんが不思議な話をするそうよー!!?」
と言うと、
「あいわかった!!?」「すぐ出るから!?」
と答えた美加でした。


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