ブログ小説 妙なこと 第十一話(1)

「ピンポーン」
と玄関のチャイムが鳴ったのでした。
「はーい!」
と台所から出てきて美津子が言ったのです。
「どちら様ですか?」
と言うと、
「俺だよ!和雄!!」と、言ったのでした。

「えー!!今開けるから!?」
「ちょっと待って!?」
そう言うと美津子は、玄関のサンダルを急いで履(は)くと、
ドアのロックをはずし、ドアを開けたのでした。

「どうしたの?!」
「こんな時間に!!?」
と美津子が言うと、
「出張で来たんだよー!?」
「主任が急病でこれなくなったんで!?」
「俺が課長といっしょに来たんだ!!」
と長男の和雄が言ったのでした。

「そうー!?」
「とにかく上がって!?」
と美津子はうれしそうに言ったのです。
そしてふたりは、居間のコタツのところに行ったのでした。

「久しぶりだわねー!?」
「げんきー!??」
と美津子が言うと、
「もちろん元気だよー!?」
「見ればわかるだろ!?」
と和雄が言ったのです。

「お母さん!?そんなことより!」
「夕飯の支度(したく)していたんじゃないの?!」
と和雄が言うとすぐに、
「そうだわ!!?」
そう美津子は言うと、
あわてて台所に戻ったのでした。

台所から、
「あー!!?」と言う大きな声がしたのです。
その声を聞いた和雄は、急いで台所に駆(か)けつけたのです。
「どうしたあー!お母さーん!!??」
と言うと、
「お味噌汁が沸騰してたのよー!?」
「よかったこぼれないで!!?」
と美津子は言ったのでした。

「あんたが急に来るからよー!?」
「連絡もしないでー!?」
と美津子が言うと、
「自分が味噌汁の火を止めないで来たからなのに!!?」
「俺のせいにするなよー!?」
と少し笑って和雄が言ったのでした。

「まあー!それはそうだけどさー!?」
「ところでおなか空(す)いたでしょ!?和雄!?」
と美津子が言うと、
「まだそんなには空いてないよー!?」
と和雄が言ったのでした。

「もう修二が帰って来ると思うけど!?」
「腹減ったー!!?って言ってね!?。」
と美津子が言うと、タイミングよく、
「ただいまー!!?」
「お母さーん!?腹減ったー!!?」
「夕飯(ゆうはん)なにー??!」
と言ってすぐに、
「誰か来ているのー!?」
と修二は靴を見て大きな声で言ったのです。

すぐに和雄が笑いながら玄関に行ったのでした。
「修二元気かー!?」
と言うと、
「どうしたの!?お兄ちゃん!!?」
「これ!??」
首のところで手を横に動かしたのです。

「バカやろー!!??」
「そんなわけねーだろー!??」
と笑いながら和雄が言うと、
「それならよかった!!?」
と、うれしそうに言った修二でした。
それから修二は二階にカバンを置いてくると、
いつものように洗面所に向ったのです。

修二が洗面所に行くと、和雄が顔をタオルで拭いていたのです。
「終わったぞー!?」
と和雄が言って洗面所から出ると、
「えらそうに!!?」
と修二は言うと、手を洗いうがいをし、顔を洗ったのでした。


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