ブログ小説 妙なこと 第十一話(3)

「そーかー!?」
「家庭教師に行ってる家の子かー!?」
「美加は教え方がうまいのかもしれないなあー!??」
「勉強できるだけってヤツもいるからなっ!?」
と和雄が言うと、
「まあー!?頭がいいのは認めるけど!!?」
「出そうな問題を予想するのがうまいんだよー!?」
と修二が言ったのです。

「ばーかっ!出そうな問題もわからないヤツが!?」
「いい成績取れるわけないだろー!!?」
と和雄が言うと、
「まあーそれはそうだけどね!?。」
と、変に納得した修二でした。

「ピンポーン!」とチャイムの音がしてすぐに、
「ただいまー!!?」
と、父の義雄の大きな声がしたのでした。
するとすぐに修二が、玄関に行ったのです。

「お父さん!?珍しい人が来てるよ!!?」
と、わざと神妙な顔をして言ったのです。
「だれだ!?」
と義雄が言うと、すぐに和雄が来たのです。

「どうしたんだあー!?」
「これか!!?」
そう言うと、手を首のところで横に動かしたのでした。
「まったくー!!?」
「なんて親子だっ!!?」
と笑いながら和雄が言ったのです。

「へへー!?お父さんもびっくりしてー!?」
「クビになったかと思ったんだよねえー!?」
「いつも来るときには、前もって連絡するからねー!??」
と嬉しそうに、修二が笑いながら言ったのです。

「バカやろー!!?」
「お前が変な顔をして珍しい人って言って!?」
「すぐに和雄が出てきたから、悪いことを考えたんだあー!!?」
と不機嫌に言ったのでした。

「課長と主任が出張に来ることが決まっていたんだけど!?」
「主任が急病で来られなくなったんで!?」
「俺が課長といっしょに来たんだよー!!?」
と和雄が言うと、
「そうかあー!?ならいいけど!!?」
と言って、機嫌を直した単純な義雄でした。

「お父さんお帰りなさい!?」
と言って少しあとから、美津子が玄関に来たのです。
「わたしも来たときびっくりしたのよー!?」
「お父さんもびっくりしたでしょ!?」
と美津子が言ったのです。

「クビにでもなったかと思ったよー!?」
「急な出張なら別にいいけどなっ!?」
「着替えてくるから!?」
と義雄は言うと、夫婦の部屋に向ったのです。
そして三人は、台所に戻ったのでした。

「和雄!?最近運転しているって言ってたけど!??」
「お父さん晩酌するから!?」
「あなた美加の迎えに行ってくれない?!」
と美津子が言うと、
「いいよー!?」
「免許証一応持ってきたから!?」
と和雄が言ったのです。

しばらくすると、着替えが済ませた義雄が、洗面所から台所に来たのです。
「お父さん!?美加から電話があって!?」
「9時ごろ着いたら電話よこすって言うんで!?」
「和雄に迎えに行ってもらいますから!?」
と美津子が言うと、
「あーそうかあー!?」
「じゃあ頼むなっ!和雄!?。」
と義雄が言ったのでした。

「うん!?運転はいいんだけどー!?」
「きょうそんなわけで!?」
「急に来たんで、おみやげなんか買えなかったよ!?」
「みんなには悪いんだけどさあー!?」
と和雄がすまなそうに言ったのでした。

「お兄ちゃん気にしないでよー!?」
「夕飯ごちそうしてくれればいいからさー!?」
と修二はうれしそうに言うと、
「悪いなあー修二!?」
「あした夜はデートなんだよー!?」
「その代わり!?」
と言うと和雄は、ポケットから財布を出し、
5000円札を修二に渡したのです。


戻る | |TOPへ | | 次へ 

(別ウインドウで表示しています。たぶん)
     


|HOME TOPへ |


Copyright © 2007 taazann007, All rights reserved.