ブログ小説 妙なこと 第十一話(2)

「和雄!着替えてらっしゃい!?」
と台所に来た和雄に美津子が言うと、
「うん!そうするよー!?」
「日曜に帰ればいいから!?」
と和雄が言ったのです。

「いっしょに来た課長さんはどうされたの?!」
と美津子が訊くと、
「同期の人が何人かいるから!?」
「久しぶりに会ったんで!?」
「一杯やるんじゃあーないの?!」
「課長が気を利かせてくれて!?」
「実家でゆっくりしろって言ってくれたんだよー!?」
と和雄が言ったのでした。

「いい課長さんねえー!!?」
と美津子が言うと、
「そうなんだ!!?」
「だから出世できないんだって、みんな言ってるけどさー!?」
と和雄が言ったのです。

それから和雄は二階に行き着替えを済ませると、
台所に来たのでした。
修二も着替えを済ませて台所に来たのです。
「腹減ったあー!!?」
「きょうはなにー!??」
と修二が言うと、
「お。で。ん!!。」
と美津子が答えたのでした。

「でも!?和雄が来たから具が少ないかなあー?!」
「和雄はロールキャベツ好きだから!?」
「しゅうちゃん!?」
「そこのスーパーで冷凍のを一つ買って来てちょうだい!?」
と美津子が言うと、
「うん!いいけどー!??」
「一個だけ売ってるかなあー!?」
とうれしそうに言ったのです。

「何考えてんのよー!?」
「5個ひとパックか6個ひとパックのに決まってるでしょー!!?」
と美津子が言うと、
「だよね!だよね!!?」
とうれしそうに修二は言ったのでした。
そしてすぐにスーパーに行って、
冷凍のをひとパック買って来たのです。

美津子はそれを電子レンジで解凍すると、
鍋の中に入れたのでした。
「少し待ってね!?すぐ煮えると思うから!?」
「それまでほかのを食べててちょうだい!!?」
と美津子は味噌汁をよそりながら、そう言ったのです。
和雄と修二に味噌汁を出し、
自分の分をよそり終えると、イスに座ったのでした。

「修二!?ちゃんとコンロの火を見ててね!?」
と美津子が言うと、
「しゅうじー!?お母さんみたいに沸騰させるなよ!!?」
と笑いながら和雄が言ったのです。

「えー!?なにー!!?」
「お兄ちゃん!?」
と、ものすごくうれしそうに修二は、和雄に訊いたのです。
「まったくー!?来た早々、人の揚げ足取るんだからー!??」
と美津子はあきれたように言ったのでした。
それから和雄は修二に、
美津子が味噌汁を沸騰させたことを話したのです。
修二は本当にうれしそうに聞いていたのでした。

三人が夕食を食べていると、電話が掛かってきたのです。
「美加かしら!?」
そう言うと美津子は、電話のところに行ったのでした。
「もしもしー!?美加!?」
「ええー!?わかったわ!。」
「着いたら電話ちょうだいね!?」
「じゃあー!?」
そう言うと美津子は、電話を切ったのでした。

「やっぱり!お姉ちゃんだったあー?!」
と修二が言うと、
「ええー!?」
「9時ごろ駅に着くからって!?」
「夕食はジュンちゃんちでよばれるそうよー!?」
と美津子が言ったのです。

すぐに和雄が、
「誰!?そのジュンちゃんってのは?!」
と訊いたので、
「クラスは違うけど!同じ学年のお金持ちの子!!」
「健介とクラスがいっしょなんだ!!。」
「お姉ちゃんが家庭教師やってるんだよー!?」
「成績が凄(すご)く上がったんで!!?」
「ジュンちお母さんに気に入られたんだよー!?」
と修二が言ったのでした。


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