ブログ小説 妙なこと 第十話 (9)

「それじゃあーおなかがすいたでしょー!?」
「もう煮えてますから、遠慮なく食べてください!?」
と美津子が言うと、
「あのう!?これつまらないものですが!?」
「皆さんで召し上がってください!??。」
そう言って紙袋ごと幸治は、美津子に手渡したのです。

「申し訳ございません!?気を使ってもらって!!?」
と言って受け取り、
「最初はビールのほうがよろしいですか?!」
と美津子が言うと、
「ありがとうございます!」
と幸治が言ったのです。
美津子は、幸治と義雄にビールを注いたのでした。

美津子が、「長女の美加と言います!?」
と美加を幸治と武に紹介したのです。
「初めまして美加です!。よろしくお願いします。」と美加が言うと、
「こちらこそよろしく!。」
と幸治はうれしそうに言ったのでした。

「武君は飲み物は何がいいの?!」
「オレンジジュースにトマトジュースとウーロン茶にカルピスがあるけど!?」
と美加が言うと、
「じゃーすいませんけど、ウーロン茶をお願いします!。」
と武が言ったのです。

「修二は何を飲むの?!」
と美加が訊くと、
「俺もウーロン茶!?。」
と修二が答えたのでした。
美津子は、「わたしは、オレンジジュースお願い!?」
と美加に言ったのです。

美加は「わかったわ!?」と言うと、、台所に行って冷蔵庫を開け、
グラスに飲み物を注ぐとお盆に載せ、
それらを持って来たのでした。
それからみんなでコタツに入りながら、
義雄と幸治の子供の頃の、おもしろい話を聞いたのです。
義雄と幸治はあした出かけなければならないので、
10時半過ぎには飲むのをやめたのでした。

そして美津子と美加は、コタツの上を片づけたのです。
義雄と幸治と武は一時、布団を敷き終わるまで、
居間を出て台所に行き、イスに座って話したのでした。

美津子と美加は、コタツを隅に寄せると、二人の布団を敷いたのです。
そのあと、ふたりは洗い物を済ませ、片づけをすべて終え、
そして全員寝床に就いたのが、12時を少し過ぎた頃でした。

朝いつものように最初に美津子が起き、しばらくして義雄が起きたのでした。
それからすぐに、幸治と武が起きて着替えを済ませ、
台所にいるふたりに、幸治がきのうのお礼を述べたのです。
「いいえー!?とんでもない!!?」
「こちらこそおみやげをいただきまして、ありがとうございました。」
「もうすぐ、朝食のしたくが出来ますので!?」
と美津子が言ったのでした。

「ありがとうございます。」
「とにかく先に、洗面所で顔を洗って来ますので!?」
と幸治が言うと、ふたりは居間にいったん戻り、
歯ブラシや歯磨きや髭剃りを持って、洗面所に行ったのです。
洗面所から居間に戻り、持ってきたものをバッグにしまったのでした。

そしてふたりが台所に行くと、朝食のしたくが出来ていたのです。
美津子はふたりが来ると、すぐにご飯と味噌汁をよそったのでした。
ふたりがイスに座ると、すぐにそれを出したのです。
「おかわりありますので、たくさん食べてくださいね!?」
と美津子が言うと、
「ありがとううございます。遠慮なくいただきます!?」
と幸治が言うと、
ふたりは、「いただきまーす!」と言って朝食を食べたのでした。

「お父さん!?いつまでも新聞見ていないで!?」
「ご飯食べちゃってくださいね!?冷めちゃいますから!!?」
「わたしは、修二を起こしてきますから!!?」
と言って美津子が台所を出て行くと、
修二が二階から下りて来たところでした。

「名古屋の方はもう、朝ご飯召し上がっているから!?」
「あなたも早く顔を洗って、食べてちょうだい!!?」
と美津子に言われた修二は、
「はーあーい!??」とまだ寝ぼけたような返事をしたのでした。
修二は急いで顔を洗い、うがいをすると、
台所に行き朝食を食べたのです。

義雄と修二は朝食が済むと、洗面所に行き歯を磨いたのでした。
「奥さん!?布団そのままなんですが!?」
と幸治が言うと、
「あとで片づけますから!?気を使わないでください!??」
と美津子は言い、
「修二!?忘れ物ないわね!!?」
と修二に言ったのでした。

「奥さん!?ありがとうございました。」
「よっちゃんと修二君にあちこち案内してもらって!?」
「午後の新幹線で帰りますから!?」
「こちらへは戻りませんので、そのまま失礼します!?。」
「お世話になりました。」
と幸治が言ったのでした。

美加がやっと起きて来て、急いで顔を洗い、
玄関に来たのでした。
「美加さん!?お世話になりました。」
と幸治が言うと、
「いいえとんでもない!?」
「またいらしてくださいね!?」
「武君!?冬休みにでも来てね!?」
と美加が言ったのでした。

「ありがとうございます。」
「冬休みにはぜひ来たいと思います!?」
「その時はよろしくお願いします!。」
と武がうれしそうに言ったのでした。

美津子が義雄の車を運転して、
いつもの駅まで四人を乗せて行ったのです。
それから四人は新宿の駅に出て中央線に乗り、
東京駅に着いたのでした。


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