ブログ小説 妙なこと 第十話 (8)

義雄と修二はいつもの駅から新宿駅に出たのです。
新宿駅から中央線に乗り、東京駅へ着いたのでした。
「しゅうじー!?ちょっと早く来ちゃったなあー!??」
と義雄が言うと、
「お父さん!?何時に着くって言ってたのー?!」
と修二が言ったのです。

「おお!?名古屋を午後6時4分発の”のぞみ”があるけど!??」
「それには間に合わないから!」
「6時21分か、25分かどちらかに乗るからって!!?」
「昼に電話があったんだ!!?。」
「どちらに乗っても着くのが8時頃だからってさー!!?」
「前の車両のほうに乗るからって言ってたから!!?」
と義雄が言ったのでした。

「じゃあーこの辺で待ってればいいんだねえー!?」
と修二が言うと、
「修二!?缶コーヒーでも飲むかあ??!」
と義雄が言ったのです。
修二が「うん!。」と答えると、
「じゃあー!?お前の好きなのでいいから!?」
「俺のもいっしょに買ってきてくれー!?」
と言って義雄は、500円玉を修二に渡したのでした。

ふたりは缶コーヒーをちびりちびり飲みながら、
”のぞみ”が来るのを待ったのでした。
そして8時到着ののぞみが着くと、
そこから名古屋のふたりが降りて来たのでした。
「おーこうちゃん!?久しぶりだなあー!?」
と義雄が言うと、
「おおーよっちゃん!?お久しぶりですー!?」
と幸治が言ったのでした。

「うちの次男の修二です!。」
と義雄が修二を紹介すると、
「初めまして!」と修二が言ったのです。
「これが長男の武です!。」
「今年高校に入ったんですよー!?」
と幸治が息子の武を紹介すると、
「初めまして!」と武が言ったのでした。

「じゃあー1つ違いだなあー!?」
「修二は、高校2年だから!?」
と義雄が言ったのです。
「よろしく!?」と修二が言うと、
「よろしくお願いします!」
と武が言ったのでした。

そして四人は東北新幹線に乗ったのでした。(そんなわけねえだろー!!)
いいえ!違います。
中央線に乗り新宿まで行き、そこから電車でいつもの駅に降りたのでした。
そして駅からタクシーで、義雄の家に向ったのです。

タクシーから修二が先に降りて玄関を開け、
「名古屋からお客さん来たよー!?」
と大きな声で言ったのでした。
すると美津子と美加が台所から出てきたのです。

「いらっしゃい!?」
と美津子が言うと、
「ご無沙汰しています!?」
「と言っても、結婚式のときにお会いしたきりなので!??」
「覚えていないと思いますがー??!」
と幸治が言うと、
「申し訳ございません!?」と美津子が正直に言ったのでした。

「わたしは、はっきり覚えてますけど!?」
「よっちゃんがきれいなお嫁さんをもらったんで!」
「うらやましかったんですよー!!?」
「今でもおきれいですねえー!!?」
「娘さんですかあ?!」
「お母さんに似て、おきれいですねえー!?」
と幸治がうれしそうに言うと、
「こうちゃん!?俺に似ないでよかったってことかあー??!」
と義雄が笑いながら言ったのでした。

「そういうこと!!?」
と幸治が言うと、
「やっぱり!!?」
と笑って義雄が言ったのです。
「とにかくお入りなってください!?」
とニコニコして美津子が言うと、
「じゃー失礼します!。お世話になりますー!?」
と幸治がお辞儀をして言ったのです。

「これが長男の武です!。」と幸治が紹介すると、
「お世話になりますー!」と武が言って、ペコッとお辞儀をしたのでした。
そして美津子は、ふたりを居間に案内したのです。

「荷物はそこにでも置いてください!?」
「あっ!?そうそう!??」
「先に手を洗ってもらわなくちゃあー!?」
「修二!?洗面所に案内してくれる!?」
と美津子は言ったのです。
修二は「わかったー!?」と言うと、
ふたりを洗面所に案内したのでした。

しばらくするとふたりが居間に戻って来たので、
「夕飯はどうされました?!」
と美津子が訊くと、
「よっちゃんが、鍋で一杯やるから軽く食べて来いって言ったんで!!?」
「お言葉に甘えて、コーヒーとサンドウィッチで済ませてきました。」
と幸治が答えたのでした。


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