ブログ小説 妙なこと 第十話 (7)

昼少し前に、美津子がうちに帰って来たのです。
「ただいまー!?」
美津子がそう言って玄関から入ってくると、
美加が二階から下りて来て、
「おかえりー!?」と言ったのでした。

「きょう早朝売出しで野菜が安かったんで、買ってきたの!?」
「きょうはお鍋にしようと思って!!?」
と美津子が言ったのです。
「一個持つわよー!?」
と美加は言うと、
美津子が両手に持っていたスーパーの袋を、1つ持ったのでした。

「ありがとう!?」
と言って美津子は、スーパーの袋を手渡したのです。
ふたりは台所に行くと椅子を引き出し、
その上に袋を置いたのでした。

「お昼は焼きそばでいいわねー!?」
と美津子が言うと、
「もう決めちゃってるくせにー!?」
と美加が、少し笑って言ったのです。

美津子はもうすでに、スーパーの袋からキャベツを取り出し、
まな板で切っていたのでした。
キャベツを切り終えると、冷蔵庫から肉を出し刻み、
それらを、フライパンで炒めたのです。
そして焼きそば用の麺を入れ、天かすを少し入れ、
焼きそばを作ったのでした。

美加は美津子が焼きそばを作っているあいだに、
買ってきた物を美津子に聞きながら、
冷蔵庫に入れたのです。
焼きそばができるとふたりは椅子に腰掛け、食べたのでした。

ふたりは話をしながら焼きそばを食べ終わると、
「じゃあーきょうは6時頃には帰ってくるの?!」
と美津子が言い、
「だいたいね!?。」
「じゃあー聞き出すようにするから!?」
「でも、うまくいかなかったらごめんね!?。」
と美加が言ったのでした。

美加はこれからジュンの家へ、家庭教師に行くのです。
「美加!?送っていかなくていいの?!」
と美津子が言うと、
「食後の運動しなくっちゃ!!?」
「だから、駅まで歩いてくわ!?」
と言って二階に行き、身支度を整えバッグを持ち、
下りて来たのでした。

美加は台所にいる美津子に、
「いってきまーす!!?」
と言って、声をかけ出かけたのでした。
「いってらっしゃい!?」
と美津子は言うと、きょう名古屋から来て泊まる、
ふたり分の布団のチェックをしたのです。
それから風呂場を掃除し、居間を掃除し、
台所を掃除し終わると、夕飯のしたくに取り掛かったのでした。

そして夕方になり、最初に図書館から修二が戻って来たのでした。
修二が、「ただいまー!!?」と言うと、
「おかえりー!!?。」と美津子が言ったのです。
「お父さんまだ帰ってこないの?!」
と修二が言うと、
「お父さんも美加も、もうそろそろ帰ってくる頃だけど??!」
と美津子が答えたのでした。

6時を少し過ぎた頃に、ふたりはいっしょに帰って来たのです。
「駅でいっしょになったんだ!!?」
と義雄がうれしそうに言うと、
「わたしが電話しようと思っていたら、目の前を足早に!?」
「お父さんが歩いて行くところだったのよ!!?」
「お父さんが、”お母さんがいろいろ忙しいから歩いていこう”!?」
「って言ったんで、ふたりで歩いて帰ってきたの!?」
と美加が言ったのでした。

「お父さん!?ご飯食べるんでしょ?!」
と美津子が言うと、
「少し食べてくよー!?」
「ふたりを連れてきてから、一杯やるから!?」
「居間のコタツにお膳を出していてくれ!?」
と義雄が言ったのです。
それから義雄は洗面所に行き、顔を洗いうがいをして、
台所に来たのでした。

ご飯を食べ終わり、テレビゲームをやっていた修二は、
台所にやって来たのでした。
「お父さんもう行くー!??」
と修二が言うと、
「少し食べてから行くから!?」
と言ったのです。

「わかった!!?」そう修二は答えると、
急いで居間に行き、ゲームを片づけたのでした。
義雄が軽く夕飯を食べ終わると、
美津子がふたりを駅まで送って行ったのです。
それから、美津子と美加は夕食を食べ終わると、台所を片づけ、
鍋のしたくを、居間のコタツの上にしたのでした。


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