ブログ小説 妙なこと 第十話 (4)

美津子が大きな声で、
「しゅうじー!?電話出てー!!?」
とゲームを片づけていた修二に、台所から言ったのです。
「わかったよー!!?」
と大きな声で、返事をした修二でした。

「もしもしー!?」
「なんだー!お姉ちゃんかー!?」
「うん!わかった!!?。」
「言っとくよ!?。」
と答えると電話を切ったのです。
そして台所に行った修二でした。

「誰から!??」
と美津子が言うと、
「お姉ちゃんからだったよー!?」
「ジュンのところで、夕飯をご馳走になるから!?」
「夕飯はいらないって!!?」
「9時ごろには駅に着くから、またそのとき電話するってさー!?。」
と修二が、美加からの伝言を伝えたのでした。

「そう!?最近は、いつも夕飯よばれてるわねえー!!?」
「一度お礼の電話しなくちゃあー!?ねえー?!」
と美津子が言ったのです。
「いいなあーお姉ちゃんは、どんなご馳走食べてるんだかなあー??!」
とつい口を滑らして言ってしまった修二でした。

「悪うーございましたねえー!?」
「ごちそうじゃあーなくって!!?」
と美津子が言うと、
「そんなことはないよー!?」
「うちは、お母さんの愛情こもった料理だから!!?」
「それでじゅうぶんだよー!!??」
と修二が笑みを浮かべて言ったのです。

「ところで、きょうはなにー??!」
と修二が言うと、
「チャーハンに餃子!!?それと蜆(しじみ)のお味噌汁。」
と美津子が言ったのでした。

「それだけあれば、あと漬物があるからじゅうぶんだよー!?」
とうれしそうに修二は言ったのでした。
「修二!それよりゲーム片づけちゃったのー??!」
と美津子に言われた修二は、
急いでまだ途中だった片づけをしに、居間に戻ったのでした。

片づけを終えてきた修二は、洗面所で手を洗い、台所に来ると、
「ご飯食べるでしょ!?」
と美津子に言われると、
「うん!腹減ったー!?」
と答え、イスに座ったのでした。

少し待つと、ふたり分のチャーハンと餃子が出来てきたのでした。
「お父さんも美加も遅いから、先にふたりで食べましょう!?」
と、美津子が言ったのです。
「うん!いっただっきまーす!!?」
と修二は言うと、うれしそうに食べ始めたのでした。
美津子も、「いただきまーす!。」
と言うと、食べ始めたのでした。

ふたりが食事を終え、風呂も済ませると、
修二は自分の部屋へ勉強をしに行ったのでした。
美津子は、洗い物を済ませ、家計簿をつけていたのです。
すると玄関で、
「ピンポーン!?」とチャイムが鳴ったのでした。
「ただいまー!?」と言って義雄が帰って来たのです。

「お帰りなさい!?」と言って、美津子が玄関に行ったのです。
「お疲れになったでしょう!?」
「先にお風呂にします?!」
と美津子が言うと、
「そうするよ!!?」
「美加はまだ帰ってこないのかあー??!」
と義雄が訊いたのでした。

「ええ!9時ごろには駅に着くからって!?」
「着いたら電話するって!!?」
「そう修二が出て言ってましたけど!?」
と美津子が言うと、
「女の子だから、あまり遅くなると心配だなあー!??」
と義雄が、不安げにそう言ったのでした。

「とにかく先、風呂に入るから!?」
と義雄は言うと、着替えをしに夫婦の部屋に行ったのでした。
そして着替えを持って、風呂場に行ったのです。
義雄が風呂に入ってるあいだに、夕飯の支度をしたのでした。
そして風呂から出てくると義雄は、椅子に座ったのです。

「お父さん!?きょうはお風呂長く入っていたんですねえー!??」
と美津子が言うと、
「そうかあー!??」
と義雄が言ったのです。
美津子がビールを取りに冷蔵庫に行こうとしたら、
電話が鳴ったのでした。


戻る | |TOPへ | | 次へ 

(別ウインドウで表示しています。)
     


|HOME TOPへ |


Copyright © 2007 taazann007, All rights reserved.