本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「悪いなあー!??絵里ちゃん!?」
「助かるよー!?」
「じゃあー一平!?ここで留守番しててくれよー!??」
「あいつも連れてくるから!??」
と言って泰三は、靴をはいたのでした。
「おやじさん!?」
「ちょっと用事で席はずすけど!?」
「3・40分(さんしじゅっぷん)もすれば戻ってくるから!!?」
と泰三が言うと、
「なんだねえー!??どこかにしけ込むのかね??!」
とニヤニヤしながら店の主人が言ったのでした。
「違う違うー!??残業のチェック!!?」
と泰三は言うと、急いで絵里と店を出たのです。
泰三と絵里は、会社の守衛所がある入り口のほうに来たのです。
「こんばんは!?」
「二宮泰三ですけど!?残業のチェックに来ました!!?」
「電話で連絡が入ってるはずですけど!??」
と泰三が言うと、
「はい聞いていますが!?そちらの方は??!」
とガードマンが訊いたのです。
「派遣会社から事務員として来ている子なんですが!??」
「手伝ってくれると言うので、いっしょに来たんですけど!?」
「いっしょには、入れないんですか??!」
「ひとりでは遅くなって、9時を過ぎてしまうので!?」(えっホント??)
と泰三が言うと、
「ちょっと待ってください!!?」
とガードマンが言って、奥の事務室に入って行ったのでした。
しばらくして、奥から戻ってくると、
「わかりました!」
「わたしがいっしょにそちらの部まで行きますので!?」
「チェック作業が終わるまで、いっしょにいますけど!!?」
「それでよければ!?」
とガードマンが言ったのです。
「もちろんいいですよ!?」
「では行きましょう!!?」
と泰三が言うと、
奥からもうひとりのガードマンが、出てきたのでした。
「では見まわりに行ってきます!!」
と言って、奥から出てきたガードマンに向って敬礼したのです。
「了解!!?」
と言ってもうひとりのガードマンが、敬礼をしたのでした。
そして三人は、
守衛所がある入り口から、少し歩いてエレベーターに乗り、
和樹が残業をやっている部まで、行ったのでした。
「おー!?やってるなあー!??」
と言って泰三は、和樹のいる机に近づいたのです。
「すいません!?課長代理!!?」
とわざとらしく和樹が言うと、
「絵里ちゃんも来てくれたから!?」
「早く済ませようぜ!!?」
と泰三が言ったのでした。
「絵里ちゃん!?悪いねえー!??」
「助かるよー!??」
と和樹がうれしそうに言うと、
「いいえ!?いいんです!?」
「早く切り上げて戻りましょう!??」
「一平さんが待っていますから!?」
と絵里が言ったのでした。
ガードマンに気づいた和樹は小さな声で、
「あの人は?!」
と泰三に言うと、
「絵里ちゃんは部外者だから!??」
「いっしょに来たんだ!!?」
「規定があるんだろー!??」
と泰三がふつうの声で言ったのでした。
「さあー!?絵里ちゃんやろうかあー!??」
と泰三は言うと、
和樹の机の上にある図面を持って、
自分の机に向って歩いて行ったのです。
「はい!!?」
と絵里は答えると、
泰三のあとを追いかけて行ったのでした。
8時10分ほど前に、和樹が図面の修正を終えたのでした。
すぐに泰三のところへ最後の図面を持って行ったのです。
「これで終わりです!?。」
と和樹が言って、泰三に図面を渡したのでした。
それからじきに泰三がチェックを終えると、
「絵里ちゃんこれで終わりだから!?」
と言って図面を渡したのです。
絵里はそれを受け取ると、すぐにファックスで送ったのでした。
「やっと終わったよー!?」
「和樹、絵里ちゃんお疲れさん!!?」
と泰三が言うと、
「お疲れ様でしたあー!!?」
と言って和樹はちょこんと頭を下げたのです。
「お疲れ様でした!!?」
「さあー!??戻りましょうかあー!?」
と絵里が言ったのでした。
そして泰三がガードマンに向って、
「今終わりましたから!?」
「今すぐ着替えますから!?」
と言うと、
「はい!!わかりました!!?」
「ご苦労様でした!!?」
と答えたのでした。
一樹は急いでロッカールームに行って、着替えを済ませたのです。
そしてタイムカードをおしたのでした。
それから四人はエレベーターで、
1階まで降り、守衛所がある出口まで戻ったのです。
いつものように用紙を渡されると、
和樹がそこに書いたのでした。
書き終わり渡そうとすると、
守衛所にいたガードマンが、
「二宮さん!?すいませんけど!?」
「一番下の備考覧に、おふたりのサインをしてもらえますか?」
「フルネームでお願いします!!。」
と言ったのです。そして時計を見て、
「時間の記入もお願いします!。」
「7時15分から8時8分で記入をお願いします!!?」
と言ったのです。
泰三は、時間を書きサインをすると絵里に渡し、
絵里はサインをして用紙をガードマンに渡したのでした。
ガードマンはそれを受け取り確認すると、
「お疲れ様でした!!?。」
と言って敬礼をしたのです。
泰三も思わず敬礼をしたのでした。
それから三人は会社をあとにしたのです。