本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
瞬く間(またたくま)に泰三の机の上は図面でいっぱいになったのです。
それから泰三と絵里は汗をかきながら、
処理していったのです。
五時少し前には、ほとんどの処理を終えたのでした。
「絵里ちゃんご苦労さん!?」
「帰りに一杯付き合わない!??」
「安いところで悪いけど!??」
と泰三が言ったのです。
「はい!ありがとうございます!?。」
「あのー!?山田さんは??!」
と絵里が言うと、
「和樹かあー!??」
「アイツだけ残業だけど!!?」
と言うと泰三は、山田和樹のところへ行ったのでした。
「かずきー!??」
「どうだあー??!あとどれぐらいかかる?!」
と泰三が言うと、
「やっぱあー!?あと2時間ぐらいはかかると思います!?」
と答えた和樹でした。
「食堂でメシ食ってからやったじゃあー!?」
「ファックス送るまでじゃあー!?八時過ぎちまうなあー!?」
「7時になったら携帯に電話をよこせ!!?」
「俺は確認しなきゃならねえからよー!??」
と泰三が言ったのでした。
「すいませーん!!??」
と和樹は言うと、ちょこんと頭を下げたのです。
それから泰三は自分の机に戻ると、
「絵里ちゃん!?OK!!?」
と絵里に向って言ったのでした。
「何がですか??!」
と絵里が言うと、
「とにかくアイツのことは気にしなくていいから!?」
「さーて!?守衛所に連絡するかなー!??」
と言うと、内線で電話をかけたのです。
連絡を終えるとすぐに、定時のBGMが流れたのでした。
「どうだあー!??」
「残業だろー!?先生!!?」
と一平が言うと、
「いいですよねえー!??」
「一平さんは定時で!!?」
と和樹がうらやましそうに言ったのでした。
「はやくー!飯(めし)食って来いよー!!?」
と一平が言うと、
「よーしできた!!?」
「とりあえず5枚!!?」
「絵里ちゃーん!?ファックスで送ってー!??」
と言ってから、食堂に走って行った和樹でした。
絵里が和樹の机のところに来たのです。
「5枚だってさー!??送ってやってくれるー?!」
と一平が言うと、
「はい!すぐに!!?」
と言って一平から図面を受け取ると、
泰三のところに持って行ったのでした。
「泰三さん!?これチェックお願いします!。」
と絵里が言うと、
「絵里ちゃんは定時までだから!?」
「もう着替えていいからねっ!!?」
と泰三が言ったのです。すると、
「これだけですから!?わたしがファックス送りますから!?」
と絵里が言ったのでした。
「悪いなあー!?助かるよー!??」
とうれしそうに泰三は言ってから、
図面をチェックし始めたのです。
泰三がチェックを終えた図面からすぐに下請けの工場に、
絵里がファックスを送ったのでした。
絵里がチェックし終えた用紙を見て、
「あと残っているのは、この工場のだけですね!!?」
「これなら山田さんでも間違えませんね!!?」
とニコニコしながら、絵里が言ったのでした。
「じゃあー!?行こうかあー!??」
と泰三が言うと、
「では着替えてきますので!?」
と絵里は言い、ロッカールームへ行ったのでした。
「いっぺいー!?着替えて行くぞー!??」
と泰三が大きな声で言うと、
ロッカールームから一平が着替えを終えて、出てきたのでした。
「せんぱーい!?もう三人だけですよー!?」
「あと和樹がいるけど!!?」
と笑いながら一平が言ったのです。
「そうかあー!??」
「普段の日だとまだ何人かいるのになあー!??」
「はえーなあー!??みんなー??!」
と笑って泰三が言ったのでした。
それからロッカールームへと歩いて行ったのです。
絵里は女ひとりなので、いつも応接室で着替えていたのでした。
着替えが済むと、応接室からバッグを持って出てきたのです。
すると和樹が急ぎ足で自分の机に戻って来たのでした。