本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「ナツさん!?すいません!?。」
「せっかくメニューを持って来ていただいたのですが!?」
「ワインやその他の高級なものを見ても、わかりませんので!。」
「ビールがあったら銘柄は何でもいいので!?」
「お願いしたいんですけど!??」
と、ナツさんがメニューを開ける前に、一平は言ったのです。
「そうですか!?承知いたしました!。」
「生ビールのほうがよろしいでしょうか?!」
とナツさんが言ったので、
「えっ!??」
「生ビールあるんですか??!」
とびっくりしてそう訊いた一平でした。
「はい!よくお客様がみえるものですから!?」
「アルコールはひと通り、用意してあるんですよ!?」
とナツさんが言うと、
「やはり違いますねえー!??」
「生ビールが飲めるなんて思ってもいませんでした!!?」
「では生ビールをお願いします!。」
と、一平は嬉しそうに言ったのでした。
「一平さんグラスになさいます?!」
「それとも大ジョッキもご用意できますが!?」
とニコニコして、ナツさんが言ったのです。
「きょうはグラスでお願いします!」
と一平は、笑顔でそう言ったのでした。
「承知いたしました!?」
「すぐお持ちいたします!。」
とナツさんは言って会釈をすると、歩いてワゴンのところに行き、
メニューをしまうと、食堂を出て行ったのです。
しばらくすると、冷えたグラスに注がれた生ビールを、
一平のところに持って来たのでした。
「ありがとうございます!」
とナツさんに言うと一平は、
「おばさま!小百合さん!?」
「ごちになります!いけねえー!?」
と言ってすぐにグラスを自分の前で持ち、
「いただきまーす!」
と言って軽く会釈をすると、半分ほど飲んだのでした。
その様子を見ていた三人は、
そろって品よく笑ったのです。(難しい表現?)
「あーうまい!!」
と飲んだあと、つい言ってしまった一平でした。
すると電話のベルが鳴ったのです。
すぐにナツさんが電話のところに向ったのでした。
しばらくして、ナツさんが菊枝のところに来たのです。
「30分ほどすると、だんな様がお戻りになるそうです!。」
「お食事は、まだだそうです!?」
「今すぐに支度をいたしますから!?」
とナツさんが言うと、
「ごめんなさいね!?」
「まったく気が利かないんだから!?」
「ヒデさんがおなかが空いてるでしょうに!?」
と、菊枝が言ったのでした。
ナツさんは会釈をすると、急ぎ足で台所に向ったのです。
10分ほどすると、大きなお盆の上に、
大きな皿に盛り付けられたものを、3皿持って来たのでした。
ヒレカツのようでした。
「ワゴンの上で揚げて盛り付けようと思ったのですが!?」
「台所ですべて済ませてきました!。」
と言ってナツさんは三人に、盛りつけた皿を出したのです。
「奥様!おご飯は、召し上がりますか?!」
とナツさんが言うと、
「わたしは結構よ!?」
「一平さんにお出ししてあげて!?」
と菊枝が言ったのでした。
「一平さん!?おご飯をお持ちいたしましょうか?!」
とナツさんが言うと、
「うーん!??」と唸(うな)ってから、
「そうですね!いただきましょう!?」
と答えた一平でした。
「お嬢様!?おご飯はどうなさいます??!」
と言うと、
「軽くいただこうかしら!?」
と小百合が言ったのです。
「承知いたしました!」
とナツさんは言うと、
ワゴンから大きい茶碗と小さい茶碗を取り出し、
先に大きい茶碗にご飯をよそり、お盆に載せ、
一平のところに行って置いたのです。
すぐに戻ると小さい茶碗にご飯をよそり、お盆に載せ、
小百合のところに行きそれを置いたのでした。
「では支度がありますので、しばらく失礼いたします!。」
「何かありましたらお呼びください!?。」
と言って会釈をすると、
足早に台所に向ったナツさんでした。