携帯によろしく 第七章(11)

ふたりは梅割りを飲み終わると、
焼きおにぎりを食べ、味噌汁を飲み、
それぞれ自宅に電車で帰ったのでした。
一平は高田馬場の駅に着くと、
コンビニで雑誌と朝用にお弁当を買い、いつもの道を歩いて帰ったのです。

マンションに着き玄関を開け、部屋に戻ると、
手を洗い、顔を洗い、うがいをし、
コンビニの袋ごとテーブルの上に置いたのでした。
ジャージに着替えると、風呂掃除をし、風呂を沸かしたのです。
風呂が沸くあいだ、パソコンの部屋へ行き、
パソコンのスイッチを入れインターネットに接続したのでした。

ホームページ ちょこっとブログ小説を見たのです。
(明らかに宣伝です!削除を希望します。)

メールを読んだ後、
しばらくいろんなニュースを見ていると、
風呂のブザーが鳴ったのでした。
そのまま少しニュースを見てから、パソコンのスイッチを切り、
着替えを持って、風呂場に行ったのです。
ちょうど酔いが冷めてきたところでした。

一平は、洗濯機に洗い物を入れ、
洗剤・漂白剤・柔軟剤を入れ、スイッチを入れたのでした。
それからゆっくり風呂に入ったのです。
風呂から出て冷蔵庫を開け、白菜のキムチと缶ビールを取り出し、
テーブルのイスを引き出し座ると、
雑誌を見ながら、白菜のキムチをつまみに缶ビールを飲んだのでした。

しばらくして、洗濯機のブザーが鳴ると、
洗濯物を出し、風呂場に干したのです。
乾燥機のスイッチを入れ、タイマーをセットしたのでした。
それが済むと、また雑誌を見ながらちびりちびり飲んだのです。

10時半を過ぎた頃、ジャージのズボンに入れておいた携帯が、
ブルブルルと鳴ったのでした。
”育ちゃんかな!?”そう思いながら電話に出たのです。
「もしもしー!?」
「やっぱり育ちゃんかー!!?」
「今終わったんだー!?お疲れさん!!?」
と一平が言ったのです。

「げんきー!!?」
と育子が言ったので、
「元気だよ!育ちゃんは?!」
と一平が言ったのです。
「もちろん元気だわよー!!?」
「わたしのこと!愛してる!?。」
と育子が言うと、
「愛してるよ!!?」
「キスしたい!!」
と一平が言ったのでした。

「わたしもー!!?」
と育子が言うと、ふたりは画面で「チュ」をしたのです。
それから何度も画面で「チュ」をしたのでした。
「じゃあー切るよー!お休みー!?」
と一平は言うと、
「わかったー!!?」
と育子が答え、画面で「チュ」をして携帯を切ったのです。

一平は”携帯でよかったなー”と、思ったのでした。
口はキムチにビールの臭いがしているのですから、
本当のキスはできません。

そのあと一平は、テーブルの上を片づけたのです。
それから洗面所に行き、歯をいつもより丁寧に磨いたのでした。
それが済むと手を口の前にかざし、
息を吹きかけ、匂いを嗅いたのです。
キムチの臭いが抜けていないので、もう一度歯を磨いたのでした。

戸締りを確認し、灯りを次々と消していき、
それからパソコンの部屋に戻り、
ベッドにのところに行き、布団をかけ、
部屋の電気を小玉にして、眠りに就いたのです。

一平は朝起きると、いつものように手を洗い、
うがいをし顔を洗ったのでした。
きのう買ったコンビニのお弁当で朝食を済ませ、
着替えをし、整髪をし、
いつものカバンを持ち玄関の鍵を閉めたのです。
そして、歩いて高田馬場の駅まで行ったのでした。
電車に乗り、会社近くの駅で降りたのです。

これで、お。し。ま。い。
第八章へ続く(予定?!)

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