本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「一平さん!?アイスクリームをどうぞ!?」
と言ってナツさんが、
しゃれた柄のガラスの小皿に盛ったアイスクリームを持って、
一平の前に出したのでした。
「ありがとうございます!。」
そう言うと、スプーンを使い一口食べたのです。
「たいへんおいしいです!」
「手作りのアイスクリームですか?」
と一平が訊くと、
「はい!そうです。ありがとうございます。」
と、嬉しそうにナツさんが言ったのでした。
一平が食べているとナツさんが、
一平が食べているところをじっと見ていたのです。
視線が気になった一平は、
「なにか顔についていますか?!」
と一平が、ナツさんに訊ねたのでした。
「すいません!おいしそうに食べておられるので!?」
「つい、そちらに目がいってしまいました!?。」
「お嬢さまがああなってすぐは、皆さん心配して大勢来られたんですが!??」
「最近では、一平さんが久しぶりのお客さまでしたので!?」
「申しわけありませんでした。」
とナツさんが答え、軽くお辞儀をしたのです。
「そうですかあー?!皆さん気を使って来られないんでしょう!?」
と一平が言ったのです。
「ええ!?だといいんですが?!」
と、含みのある言い方をしてすぐ、
「アイスクリームまだありますけど!?」
と、一平がきれいに食べ終えるとすぐに、ナツさんがそう言ったのでした。
「もうおなかいっぱいです。」
「ごちそうさまでした!。」
と一平が言ったのです。すると、
「では、片づけてよろしゅうございますか?!」
とナツさんが言ったので、
「はい!よろしゅうございます!?。」
と、つい言ってしまった一平でした。
ニコニコしながら片づけるナツさんの顔を見て、
「えへへー!?」と言って、笑ってごまかした一平でした。
すると小百合が戻って来たのです。
「ふたりともうれしそうですね!?」
「何かおもしろいことでもあったのですか?」
と小百合が訊いたのでした。
「別にそれほどのこともないんですよ!?」
とナツさんが言うと、一平が、
「ナツさんが片づけてもよろしゅうございますか?」
「と訊いたので、ついそのまま、よろしゅうございます!。」
「と、答えてしまったんですよー!!?」
「オウムじゃあーないのにね!!?」
とニコニコして一平が言ったのです。
「そうなんですかー?!」
と、小百合が言ったのでした。
「ところで!お母さまのおかげんは?」
と一平が訊くと、
「やはりちょっと血圧が上がっていたので、薬を飲んだら落ち着きました。」
「ありがとうございます。」
と、小百合が言ったのです。
「母が、一平さんにすいませんけど横になっているので!?」
「お相手できませんけど、”よろしく”とのことでした!?。」
と、小百合が一平に言ったのでした。
「いいえーとんでもない!お疲れでしょうから!?」
「じゃあーわたしはこれで失礼します!?」
「気にしないでくださいとお母さまに、お伝えください!。」
「ご馳走になりました。」
と一平が言って、お辞儀をしたのです。
「いいえーとんでもない!?」
「お仕事が終わってすぐ、お見舞いに来ていただきありがとうございました。」
と小百合は言いお辞儀をしたあと、
「一平さん!?では送って行きますので!?」
「ナビに住所と電話番号を入力しますので!?」
「ちょっとお待ちください!??」
と小百合は言うと、いったん部屋を出たのでした。
すぐにペンとメモ帳を持って戻って来たのです。
そして、一平のところに来たのでした。
「こちらに、住所と電話番号を入力していただきたいのですが?」
と言って小百合がメモ帳とペンを手渡したのです。
「わかりました!。」
そう一平は答えると、
住所と電話番号を書いたのでした。
「ここです!。」と一平は言うと、
ペンと、住所と電話番号を書いたメモ用紙を、小百合に手渡したのでした。
「ではまいりましょうか?」
と小百合に言われた一平は、
「はい!」と答え玄関に行くと、
「じゃあー!?失礼します。」
「ご馳走様でした!。」と言ってナツさんに会釈をしたのでした。
ナツさんはお辞儀をし、
「お気をつけて!?」と言ったのです。
「じゃあーナツさん!?お母さまのことよろしくね!?」
「一平さんを送って行きますので!?」
「お母さまにそう伝えてください!?」
と、ナツさんに向って小百合が言ったのでした。
「承知いたしました!?」
そうナツさんは答えると、お辞儀をしたのです。