本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
ビーフシチューを半分ほど食べると、
次にパスタが出てきたのでした。
そしてナツさんが一平のところにくると、
「シソ風味のパスタです。薄味に仕上げていますので!?」
「もしよかったら、ビーフシチューにからめてお召し上がりください!?」
と言ったのでした。
一平はビーフシチューをスプーンですくうと、
皿の端のほうのパスタにかけたのでした。
「ナツさん!?これでいいですか?」
と一平が言うと、
「はい!召し上がってみてください!?」
と、ナツさんが答えたのです。
一平は「おいしいです!」と言って、うまそうに食べたのでした。
「一平さん!?パスタまだありますので!?」
「遠慮しないで、おかわりしてください!」
と菊枝が言ったのです。
「おいしそうにたべますね!?」
と、小百合がニコニコしながら言ったのでした。
ワゴンのところに戻っていたナツさんが、
「おご飯もありますけど!?」
「一平さん!?お食べになりますか?」
と訊いたので、
「じゃあー!?かるく一杯お願いします。」
と、一平は言ったのです。
「スープはコンソメスープと、なめたけのお味噌汁とありますが!?」
「どちらがよろしいですか?」
とナツさんに言われた一平は、
「じゃあー!?両方お願いします!?。」
と、ほんとに遠慮なく、言ったのでした。
一平にそう言われたナツさんは、
ニコニコしながら、一平のところにそれらを持って来たのでした。
いちばん最初にご飯を一口、口に入れたのです。
すぐに一平は、
「このご飯は、どこのお米ですか?」
と驚いて訊いたのでした。
「魚沼産のコシヒカリです!。」
と菊枝が答えて、
「そうですよねえー!?ナツさん?!」
とナツさんに訊いたのです。すると、
「はい!。魚沼産のコシヒカリです!。」
と、ナツさんがすぐに答えたのでした。
「やっぱり!本物は違うなあー?!」
「俺が!?わたしが買ったことのある!?」
「魚沼産のコシヒカリとはぜんぜん違いますよー!!??」
「あれは間違いなく、ニセモノですねー!!?」
「このご飯を食べてわかりました。」
と一平が言ったのです。
「ごはん!?おかわりお願いします!!?」
とうれしそうに言ってからすぐに、
「いいえ!すみません!!」
「やめときます!!。」
「ほかのものが食べれなくなってしまうので!!?」
と、一平は言ったのでした。
本当はそうではなく、この味をうえつけちゃうと、
会社のご飯がまずく感じて、食べれなくなるのを恐れたのでした。
これは自分が住んでる世界とは違う世界の出来事なんだから、
そう一平は思い、ご飯のおかわりをやめたのです。
そして一平は、出されたものをすべてきれいに食べたのでした。
「ごちそうさまでした。」
と一平が言ったのです。
するとすぐにナツさんが、
「デザートのアイスクリームが最後にありますが?!」
「お食べになります?!」
と言ったのでした。
「はい!じゃあー遠慮なく、いただきます!?」
と一平は言ったのです。
「わたしはもう結構よ!?」
「ごちそうさまでした!。」
「一平さん!?ごゆっくりしていらしてね!?」
「これから薬を飲まなければならないので、失礼します!。」
と言って菊枝がイスから立ち上がったのでした。
すぐに一平も立ち上がったのです。
「では、失礼します!」
と言って軽く会釈をすると、一平も会釈したのです。すると、
「お母さまだいじょうぶ?!」
と小百合が言ったのです。
「ええ!?だいじょうぶよ!。」
「一平さんのお相手をしてあげて!?」
そう言うと、菊枝は部屋を出て行ったのでした。
「お病気なんですか?」
と一平が小百合に訊くと、
「ええ!血圧が高くて!!?」
「優があんなことになってから余計!!?」
と心配そうに言ったのです。
「わたしはここにいますので、行ってあげてください!!?」
と一平が言うと、
「じゃあーちょっと見てきますので!?」
「すぐ戻ってきますから?!」
そう小百合は言うと、部屋を出て行ったのでした。