本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものをどんどん用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
一平と育子は、高田馬場の駅から電車に乗り、新宿駅に着いたのでした。
駅の東口に出ると、そこから歩いて5分ほどで、病院に着いたのです。
「このビルの中にあるんだわ!」
と育子が、少し緊張した顔で言うと、
「緊張するなあー!!?」
「どんな検査するんだろー!?」
と、一平は不安げに、そう言ったのでした。
ふたりは、ビルの入り口を入ると、
真ん中ほどまで進み、エレベーターに乗ったのです。
そして10階まで上がったのでした。
エレベーターを降りたところからすぐ、病院の入り口が見えたのです。
病院の入り口を入るとすぐに、受付があったのでした。
「すいません!朝電話した、山本ですが!?」
と、育子が言うと、
「はい、うけたまわっております!」
と、受付の人が言ったのです。
もうひとりの受付けの女性の人が、
ふたりのところに来て、
「こちらです!」
と言うと、個室に案内したのでした。
「こちらのお部屋でお待ちください!」
「のちほど看護士が来ますので、それまでに、
こちらの質問用紙に、記入をしておいて下さい!」
と言うと、用紙を渡したのです。
「筆記用具は、そちらのテーブルの上に在ります!」
「わからないところは、記入しなくてもかまいませんので!?」
「では、よろしくお願いします!」
と言うと、会釈をして、部屋を出て行ったのでした。
一平と育子は同じように、会釈をしたのです。
ドアが閉まるのを確認すると、
「なんかすごーく、緊張するなあー!??」
と、一平が言ったのでした。
ふたりは並んで、長めのソファーに浅く座ると、
質問用紙に記入し始めたのでした。
名前と住所から始まり、
わからないところは抜かして、一応書き終わったのです。
「育ちゃん書き終えた??!」
と、一平が言うと、
「うん!わからないとこあったけど!!?」
「とりあえず、書き終えたわ!」
と、少し安心したように、答えたのでした。
ふたりが話しをし、少しリラックスした頃、
部屋のドアをノックされたのです。
「トン、トン」
「失礼します!」と言ってドアを開け、
女性の看護士さんが、来たのでした。
笑みを浮かべ、
「用紙に、もう書かれました?!」
と、言ったのです。
「はい!書かれました!!」
と、一平が言うと、
「一平ちゃん!変よ。その言い方??!」
「ねえー!?」
と、看護士さんのほうを見て育子が言うと、
「ちょっと、緊張なさってるんじゃあーないでしょうか?!」
と、笑みを浮かべて、答えたのでした。
「わかりますー?!」
「ですよねえ!?」
と、一平は言うと、苦笑いをして、頭をかいたのでした。
「失礼して、座らせてもらいます!」と言って、
看護士は、ふたりに向かい合い、ソファーに座ると、
「ご結婚前に、検査しておきたいと言う、お電話でしたね!」
「一応、血液検査ということですが??!」
「検査の種類によって料金が違ってくるので、
具体的にわかれば、ですが??!」
と、ふたりに訊いたのでした。
育子は正直に、友達の看護士の子から聞いた話を、したのでした。
「わかりました!」
「そういう不安から、血液検査をご希望であれば!??」
と言って、持って来たファイルの中から、
ひとつのファイルを取り出すと、見せたのです。
そこには”ブライダルチェック”となっていたのです。
ふたりは看護士の説明を聞くと、
その中からすすめられた検査を、受けることにしたのでした。
そして、医者の診察を受たあと、検査をしたのです。
一週間すると、検査結果がわかるとのことでした。
「育ちゃん!?俺、ふたり分払うよ!」
と、一平が言うと、
「いいわよー!心配しなくても!?」
と、育子は言うと、自分の財布を取り出し、
一万円札3枚を、一平に渡したのです。
「育ちゃん多いよー!??」
と、一平が言うと、
「お釣りはもらうに、決まってるわよー!?」
と、笑って言ったのです。
「そーだよなあー??!!」
と、一平も笑って答えたのでした。
ふたりは支払いを済ませると、病院をあとにしたのです。
エレベーターで一階まで降りると、
ふたりは、手をつなぎながらうれしそうに、
新宿の駅まで、歩いて行ったとさ!。
これで、お。し。ま。い。
第六章へ続く(予定?!)
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読んでくださいまして、ありがとうございました。
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