本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
一平が、ボストンバッグを持って、テレビの部屋に行くと、
育子は一緒についてきたのです。
「このあいだのときより、だいぶ重かった気がしたけど!??」
と、一平が言うと、
「ちょっと、詰め過ぎたかもしれないわ!!?」
と育子は、笑って答えたのでした。
一平が、「ここでいい?!」
と育子に訊くと、
「うん!帰ってきてから整理して出すから!?」
「そこでいいわ!?」
「ありがとー!!」
と、言ったのです。
すると一平は、タンスの前に、ボストンバッグを置いたのでした。
「ご飯まだでしょ?!」
「今したくするから、顔洗って、着替えて来てね!?」
と、育子が言ったのです。
「うん!悪いなあー!?」
「じゃあー!?急いでしたくするよー!」
と、一平は言うと、
洗面所に行き、顔を洗い歯を磨くと、
パソコンの部屋に入って着替えたのでした。
着替えが終わると、
パソコンの机の上に置いた携帯電話を、捜したのです。
「あれ!??こんなとこに落ちてる!!?」
「大丈夫かなー??!」
一平はそう言うと、携帯を開いて見たのでした。
いつもの画面が表示されていたのです。
『ああーよかった!!』
『また、マナーモードにしたままでいたんだ!!?』
と、一平は思ったのでした。
パソコンの部屋から台所のテーブルの席に行くと、
「育ちゃんごめん!」
「マナーモードにしてあったから!?」
「机の上に置いていたんで、携帯が下に落ちていたんだよー!!?」
と、一平が言うと、
「携帯、だいじょうぶだったー?」
「壊れていない??!。」
と育子が、料理を作りながら言ったのです。
一平は、志村けんの真似をして、
「だいじょうぶだあー!?」
と、言ったのでした。するとすぐ育子は、
「似てるー!!」
と言って、笑いながら、一平のほうを振り向いたのでした。
「一平ちゃん!」
「きのうの残りと、ハムエッグにお味噌汁だけどいい??!」
と、育子が言うと、
「オフコース!!」(もちろん!!って日本語で書けばいいのにー??!)
と、一平はうれしそうに、答えたのです。
一平は、テーブルの席に座ると、
「いただっきまーす!!」と言って、食べ始めたのでした。
「育ちゃんの料理の味付けは、お袋のに似てるよー!?」
と言うと、
「うまい!うまい!!」
と言って、
茶碗一杯のご飯を簡単に、たいらげたのでした。
「おかわりは?!」
と、育子が言うと、
「もう十分だよー!?」「ごちそうさまでした!!」
と、一平が言ったのです。
すると育子はすぐに、テーブルの上を片づけ始めたのでした。
「残ったご飯、冷凍室に入れておくからねっ!!?」
と、育子は言うと、
茶碗によそうと、ラップを掛け、冷凍室に入れたのでした。
その様子を見ていた一平は、
「冷蔵室じゃーなくて、冷凍室に入れるの??!」
「知らなかったよー!」
と、言ったのです。
「冷蔵室で保存するより、冷凍室のほうが、
レンジでチンしたときに、べちゃべちゃになりにくいのよ!」
「それと、チャーハン作るときは、
ご飯冷凍したほうが、うまくできるのよ!」
と、うれしそうに言ったのでした。
「さすが女の子だなあー!?」
「俺なんか、そんなことなんにも知らなかったよー!!?」
と、一平は言ったのです。
育子は洗い物をしながら、
「一平ちゃん!忘れ物ない?!」
「ハンカチ持った?!」
と、育子が言うと、
「ハンカチかあー?!」
「持ってくるよー!」
と一平は言うと、パソコンの部屋に取りに行ったのでした。
一平は戻ってくると、
「よーし!ハンカチと携帯と財布と小銭入れを持ったから!?」
「忘れ物なーし!!」
と、言ったのです。
育子は洗い物を水切りカゴに入れ終わると、手を拭き、
エプロンを、自分のいつも座る椅子に掛けると、
「じゃあー行きましょう!!?」
と、言ったのでした。
一平は部屋を出ると、鍵を閉め、
育子と手をつないでエレベーターに乗り、
一階まで降り、歩いて高田馬場の駅まで行ったのでした。