本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
ふたりは滝のところの広場から、木陰に移ったのでした。
育子はショルダーバッグから、ビニール袋を2枚取り出すと、
「一平ちゃん!?はいこれ!座ろー!??」
と言って1枚を、一平に手渡したのです。
「ありがとう!」
「でも育ちゃん!なんでこんなの持ってるの??!」
と、一平が言うと、
「いろいろと、何かに必要なときがあるのよ!!?」
「ビニール袋って便利だし、かさばらないから!?」
「いつも持ち歩いてるのよ!」
と育子は、ニコニコしながら答えたのでした。
ふたりは木陰のところで、ビニール袋を下に敷くと、
その上に腰を下ろしたのでした。
「滝のすぐ近くは少し涼しいけど、直射日光が当たるから、
そんなに居られないし、よかったよー!」
「じかに座ると汚れるから、助かったし!」
「育ちゃんって、細かなこと気がつくんだなあー!?」
と、うれしそうに一平は、言ったのです。
「わたしって、”おっちょこちょい”なところがあるから!?」
「そのたびに反省して、今度同じようなことがあったら、
失敗しないように、どうしたらいいか考えるの!」
「そのたびに、荷物が多くなってくのよねえー!?」
「前使っていたショルダーバッグは、もっと小さかったのよー!?」
と、笑いながら育子は、言ったのでした。
「へえー!じゃあー。なんでもショルダーバッグだね!」
と、一平がニコニコしながら、言ったのです。
ふたりが夢中で話をしていると、あっという間に日が傾いて、
うっすらと空が、オレンジ色になったのでした。
「夕飯どうしようかあー??!」
「京王プラザホテルが近いから、そこのレストランにでも行く?!」
と、一平が言うと、
「上の階にあるレストランでしょ!!?」
「何かの記念日ならいいけど!?」
「もったいないしー!、とにかくうちに戻りましょ!?」
「食材はまだ残ってるから、わたし作るからー!?」
と、育子が言ったのです。
「これから作るんじゃあー遅くなっちゃうし!」
「だいいち、育ちゃんが大変じゃあないかー!??」
と一平が言うと、
「そんなにこった物は作らないから!?」
「そのかわり、お風呂のしたくしてくれるー??!」
と、育子が言ったのでした。
「あいわかった!!」
と、一平が言うと、ふたりは新宿の駅に戻ったのです。
そしてふたりは、新宿の駅から高田馬場の駅まで戻ると、
駅の近くのスーパーで、たりない食材を買うと、
一平のマンションの部屋に戻ったのでした。
「じゃあー育ちゃん!着替えたらすぐ風呂掃除して、
風呂を沸かすからね!!?」
と、一平が言うと、
「お願いね!わたしも着替えたら、料理に取りかかるから!?」
と、育子は言ったのです。
一平は、パソコンの部屋に行き、
着替えを済ませ、風呂掃除に取りかかったのでした。
育子は、テレビの部屋に行くと、着替えを済ませ、
台所に行き、料理を作り始めたのでした。
米をとぎ、電気釜にセットすると、
「ほんとは、ガス釜のほうがいいんだけどなあー!??」
と言って、スイッチを入れると、
スーパーで買ってきた豚肉とキャベツと玉ねぎを使い、
野菜炒めを作ったのです。
ナスのしょうが焼きも作り、野菜サラダも作ったのでした。
豆腐とわかめの味噌汁も作ったのです。
一平は、風呂掃除が終り、風呂をセットすると、
すぐに台所に来たのです。
「何か手伝うことあるー??!」
そう一平が言うと、
「別にこれといってないわ!」
と、育子は言うと、料理を作っていたのです。
おかずが出来上がる頃に、電気釜のスイッチが切れたのでした。
ご飯を蒸らしていると、風呂のブザーが鳴ったのです。
「風呂沸いたよー!」
と一平が言うと、
「じゃあー!?お風呂先はいるー??!」
と育子が言ったのです。
「そうだなあー!?ざぶんと、先はいるかあー!??」
そう一平は言うと、着替えを部屋に取りに行き、
風呂に入ったのでした。
育子が、「出る時言ってね!」と、言ったのです。
一平は、「うん!」と言うと、10分ほどで、
「育ちゃん出るよー!?」と、言ったのでした。