本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
喫茶店ルミネに着くと、一平と育子は、
ふたりが、最初に待ち合わせて座った、テーブルの席に行ったのですが、
そこには、お客さんがちょうどいたのです。
「隣の席にしようか?!」
と、一平が言うと、
「しかたないわねえー!?」
と、育子が言うとふたりは、隣のテーブルの席に座ったのでした。
育子は腕時計を見て、
「まだ2時になってないから、ちょっと早く着いちゃったみたいね!!?」
と言うと、
「コーヒーでも頼もうか?」
「ピザトーストでもいいけど!!?」
と、一平が言ったのです。
「へへ!一平ちゃん覚えてくれてたのね!!」
「ピザトースト!」
と、育子がうれしそうに、言ったのでした。
「でも、今おなかがいっぱいだから、やめとくわ?!」
「わたし、ホット頼もうかなあー!?」
「一平ちゃんは、何にするの?!」
と、育子が言うと、
「俺もここに来て、ほっとしたから!?」
「ホットにするよー!」
と、くだらないシャレを言った、一平でした。
ウエートレスが来ると、
「ホットふたつお願いします!」
と、一平が言ったのです。
ウエートレスは水の入ったコップと、おしぼりを置き、
「ホットふたつですね!」
と言うと、奥のほうに戻って行ったのでした。
しばらくすると、育子の親友の洋子が来たのです。
「ヨーコー!ここよ!!?」
と、少し大きな声で育子が、手招きをして言うと、
「ハイ!待ったあー!?」
と、洋子が二人の座ってる席に来ると、言ったのでした。
「そんなに待たないわよー!?」
「さっき!コーヒーのホット注文したばかりだから!?」
と、言うとなぜかすぐに、
ホットを持ってウエートレスが、来たのです。
ウエートレスが、ホットコーヒーを、
二人の前のテーブルの上に置くと、
「アイスコーヒーひとつ!」
と、すぐに洋子が、注文したのでした。
ウエートレスは一旦置いた伝票を持つと、
「アイスコーヒーおひとつですね!」
と言うと、奥に戻って行ったのです。
「席、変わったほうがいいかなー!?」
と、一平が言うと、
「別にいいんじゃあーない?!」
「このままでも!」
「ねえー!?ヨーコ?!」
と、育子が言ったのです。
「うん!別にこのままでも!?」
と、洋子も言ったのでした。
「対面どうしの方が、お互いの顔を見えていいと思うんだけど!??」
と、一平が言うと、
「といめんどうしって??!」
と、育子が不思議そうに、言ったのです。
「ごめんごめん!」
「向かい合ってっていう意味だよー!?」
と、一平が言ったのでした。
しばらく三人で話をしていると、ウエートレスが、
アイスコーヒーとおしぼりを持って、
三人のいるテーブルに来たのです。
するとすぐ、泰三が来たのでした。
「せんぱいー?!!」
「こっちこっち!!?」
と立ち上がり、少し大きな声で一平が、呼んだのです。
「おー!わりーわりー!?」
と言うと三人のいるテーブルに来たのでした。
「先輩!何か飲み物頼みますかー?!」
と、一平が言うと、
泰三は、ウエートレスに向って、
「君の愛情こもったアイスコーヒーをひとつ!?」
と、まじめな顔をして言ったのです。
ウエートレスは笑いをこらえながら、
「アイスコーヒーをおひとつですね!」
と言うと、急いで伝票を持って、奥に戻って行ったのでした。
それを聞いた洋子と育子は、
「プッ!」と、ふき出したのでした。
「どうしたんですか?!お嬢さんたち??!」
と言うと、
「ちょっと受けたかなあー!?」
と、笑いながら言ったのです。
一平は笑いながら、
「受けたけど、先輩!今受けを狙う必要ないんですよー!?」
「すいません洋子さん!」
と、言ってから、まじめな顔をして、
「こちらが、会社の先輩の二宮泰三さん!」
「こちらが、市田洋子さん!」
と言って、紹介したのでした。