本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものをたらふく用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「育ちゃん!どこで待ち合わせるんだよー!??」
「それに、オダギリジョーに似てるなんて、言ってないのにさあー!?」
と、一平が言うと、
「ヨーコ!いつも言ってるから大丈夫よー!?」
と、育子が言ったので、
「いつも言ってるって?何がさあー!??」
と、一平が訊いたのです。
「俳優に似てるって言う人で、本当に似てる人なんていないって!!?」
「なんかの勘違いだってさー!?」
「うわさを聞いて見に行くと、いつもがっかりするって!!?」
と、育子が言ったのでした。
「だけどさあー!?ぜんぜん似てないんだぜ!!」
「俺の美的感覚を疑われるよー!?」
と、一平が言ったのです。
「そーねえ!じゃーさあー!?」
「わたしが、聞き間違えたってことにすれば、いいわよー!??」
と、笑って育子が言ったのでした。
「ほんとにそれでいいのかあー?!」
「育ちゃんが、あわて者になちゃうなあー!??」
と、一平が言うと、
「だってわたし!あわて者だから!?」
「それにヨーコも、それはよーく知ってるし!」
「だから一平ちゃんと、出会うことができたもん!!?」
と、育子がうれしそうに、言ったのです。
ふたりは、着替えると、
30分経ったので、それぞれに電話したのです。
「先輩!一平ですけど!?」
と言うと、
「おおー!一平かあー!?」
「どこで待ち合わせするんだ!??」
と、泰三が言ったのでした。
「ええ!」
「新宿の駅の近くの、ルミネって喫茶店。知ってますよねえー!?」
「2時から2時半頃どうですか?!」
と、一平が言うと、
「ああー!?あそこかあー!?」
「2時はちょっと無理かも知れねえけどお!!?」
「2時半にはいけると思うから!?」
と、泰三が言ったのです。
「じゃあー!?待ってますからねっ!」
と一平は言うと、電話を切ったのでした。
一方育子は、
「ヨーコ!わたし!?」
「したくできたあ??!」
と、言うと、
「オダギリジョーに似てるって、嘘でしょー!??」
と、いきなり洋子が言うと、
「ごめん!聞き間違えたのよー!?」
「一平ちゃんが、”オダギリジョーには似てないけど!?”
って言ったのに、似てるって聞き間違えて!」
「ごめんね!でもいい人みたいだから会ってみない?!」
と、育子が言ったのです。
「一平さんの会社の人なら、堅そうだし!?」
「会うだけならいいけど!?」
と、洋子が言うと、
「じゃあさあー!?」
「新宿の駅の近くの、喫茶店ルミネで、2時から2時半頃どお??!」
と、育子が言うと、
「わかった!」
「そのぐらいの時間なら、行けると思うわ?!!」
と、答えたのでした。
「じゃあー!?一平ちゃんと待ってるからねっ!」
と、育子は言うと、電話を切ったのでした。
「ヨーコ来るって!」
と、育子が言うと、
「こっちも、先輩来るって!」
「違う!二宮泰三さん、来るって!!」
と、一平も言ったのです。
一平と育子は身じたくを整えると、
一平のマンションを出て、高田馬場の駅に歩いて向ったのです。
駅から電車に乗り、新宿の駅で降りたのでした。
そしてふたりは、少し歩くと、喫茶店ルミネに着いたのです。