本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「一平ちゃん!朝ごはんのしたくで忙しかったのでいい忘れたけど!?」
と、育子が言うと、
「なに?いい忘れたって!!?」
と、一平が不思議そうな顔をして、訊いたのです。
「きのうの洗濯した物、乾いていたから、
いつも一平ちゃんが入れてる、タンスの引き出しに入れといたから!」
と、言ったのでした。
「ありがとう!」と、一平はうれしそうに言ったのです。
あとは、シーツが乾燥すれば洗い物は終わるのでした。
「ああ!食った!食った!!」
「腹がぱんぱんだあー!?」
「こんなに朝飯をたくさん食べたのは、久しぶりだなあー!?」
「いつだったか忘れるぐらい、前だなあー!」
と、一平は食べ終わると、腹をさすりながら言ったのでした。
「一平ちゃん!無理して食べてくれて、ありがとう!」
「お昼は、朝の残りと、焼きそばがいい?。
それとも、スパゲティがいい?!」
と、育子が訊いたのです。
「えっ!?昼??」
「そう言われても、今!。朝飯食べたばかりだから!?」
「焼きそばとスパゲティかあー?!」
と、一平が考え込むように言うと、
「ごめん!今じゃなくてもいいの?!」
「どっちも、すぐにできるから!?」
「お昼までに考えててっ!?」
と、育子が言ったのでした。
「うん!わかったよ!!?」
「昼近くになって、腹が減ってくれば、決まるさあー!?」
と、一平が言うと、
「ごめんね!私の好きなのを、買って来ちゃったから!?」
「お昼は、麺のほうがいいと思ったけど!?。」
「時間がなくて、ほかの物が浮かんでこなかったの!」
と、育子が言ったのです。
「別に気にしなくていいよ!」
「麺類は、すべて好きだから!」
「育ちゃんはもっと大好きだけど!!?」
と、一平が言って椅子から立ち上がると、
育子もつられて、立ち上がったのでした。
「愛してるよ育ちゃん!」
と一平が言うと、
「わたしも!あ。い。し。て。る!!」
と、育子が少し唇を尖らせ、言ったのです。
一平はテーブルを回り、育子のところに行くと、
からだを抱き寄せ、キスしたのでした。
ふたりのキスの味は、からし味噌の味がしたのです。(ホントかなあ??!。)
「歯磨こうかあー!?」と一平が言うと、
「そうねえ!?磨きましょ!」
と、育子はそう言うと、サッサと洗面所に向ったのです。
すぐそのあとを一平も、洗面所に向ったのでした。
ふたりは歯磨きを済ませると、
「お布団干したいんだけど!ベランダのとこに掛けて干したら、
やっぱりここもだめだわよねえー!?」
と、育子が一平に言うと、
「うん!危ないし!。もちろんだめだよ!!」
「他の人たちは、ベランダの中に干してるみたいだよ!」
「ベランダの高さより、ちょっとでも上に出たら、だめみたいなんだ!!?」
と、一平が答えたのでした。
「やっぱりね!」
「どこもいっしょだわ!」
と育子が言うと、
「お袋いつも、どうして布団を干してるのかなあ??!」
と、一平が首をひねって、言ったのです。そして、
「もしなんなら、電話して訊いてみようかあー?!」
と言うと、育子は、
「いいわよー!」と、笑って答えたのでした。
「じゃあいつもの方法でやりますか!?」
と、育子は言うと、テレビのある部屋に歩いて言ったのです。
一平も、すぐそのあとをついて行きました。
隅に置いたコタツの展板を取り、それを、タンスのところにたけかけると、
コタツを、「えいっ!」と気合を入れて縦にしたのです。
それを太陽に向けて置いて、そこに布団を掛けたのでした。
それを見た一平は、思わず手をたたいたのです。
育子は一平のほうを向くと、
「でもこれって!お布団1枚しかだめなの?!」
と、言ったのでした。