本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
注文した麺が来ると、一平と平君は、それを残りのスープの中に入れ、
茹で上がると、うまそうに食べたのでした。
「ああー!食った。食った!!」
「もう食えないよー!」と、一平が言いました。
「楽勝に食べれると思ったんですけど!?きつかったです!」
「ご馳走様でした!!」
そう平君は言うと、頭をペコッと下げたのでした。
「先輩!ご馳走様でした!!」
と、一平も言ったのです。
「まあ!?いいってことよ!」
「じゃあ少し休憩したら、帰るか!」
と、先輩が言ったのです。
「これから俺は、パチンコにでもよって行こうと思うんだけど、
平君はどうする予定なんだい?!」
と先輩が訊くと、
「ハイ友達のうちに行く予定なんです!!」
と、答えました。すると一平が、
「そうだ!電話していたほうがいいなあ?!」
「すいません!ちょっと失礼します!」
と言い、部屋を出ると、育子に電話をかけたのでした。
一平が育子の携帯に電話をしても、すぐにでませんでした。
しばらくすると、
「現在電話に出ることが出来ません。発信音のあと、
20秒以内にメッセージをお入れください!」
「ピー!!」と言うメッセージだったのです。
「あれ?!電車にでも乗っているのかな??!」
一平はそう思い、
「また電話し直すから!?」と言うメッセージを入れ、
一旦電話を切ったのでした。
一平が部屋に戻ると、
「彼女か?!」「ホントに白石のお嬢さんとはこれか!?」
と言って、両手でばってんを作ったのでした。
すると、「はい!」と一平は答えたのでした。
「じゃあ!みんな予定があるみたいだから、
これで資料の説明は終りということで!!」
「ここで解散!にしますか?!」と、先輩が言ったのです。
「お疲れさんでした!」と一平が言うと、
「きょうは、ありがとうございました!!」
「これからも、よろしくお願いします!」
そう松平君は言うと、頭を深々と下げたのです。
三人は、ちゃんこの店を出ると、
それぞれの、きょう予定している方向に、歩いて行ったのでした。
一平は駅に向かう途中、もう一度、育子の携帯に電話したのです。
さっきと同じでした。
今度は、メッセージを入れずに、そのまま切ったのです。
一平はこのまま、育子のマンションに行こうか、
どうしようか迷っていたのですが、汗びっしょりだったので、
ひとまず、自分のマンションに、戻ることにしたのです。
電車に乗り、高田馬場の駅で降り、自分の住むマンションへ、
歩いて戻ったのでした。
マンションの入り口で、子供たちが、うれしそうに自転車に乗って、
走り回っているのを見て、
「そういえば最近は、自転車に乗っていないなあ!?」
と、思ったのでした。
自分の自転車を見ると、かなり汚れていたのです。
「洗ってきれいにして、整備してやらなけりゃならないなあー!?」
と思いながら、階段を上って行ったのでした。
玄関を開け部屋に入ると、いつも通りロックをし、
スーツをハンガーにかけると、ワイシャツと下着を脱いで、
洗濯機に放り込み、洗剤と、柔軟剤を入れ、まわしたのでした。
裸のまま風呂場に入ると、シャワーを浴びたのです。
ちょうどシャワーを浴びているときに、育子から電話があったのでした。
「あれ?!留守電になってる!」
「電車にでも乗ってるのかしら?!」
そう育子は言うと、メッセージに、
「ごめんなさい!部屋に携帯忘れて出て来ちゃったの!?」
「ヨーコが来ているの!」
「また電話します!!」と、入れたのでした。
一平は、シャワーを済ますと、バスタオルで身体を拭き、
部屋に戻ると、下着を身につけ、ジャージに着替えたのでした。
そしてすぐ、鍵の入っている小銭入れだけを、ジャージのポケットに入れると、
自転車専用のバッグを持って、玄関を出ると、鍵を閉め、
下の自転車置き場まで、階段を下りて行ったのでした。
マンションの入り口のすぐ脇にある、水まき用の蛇口をひねり、
少しタオルにしみ込ませると、自転車を拭いたのでした。
タイヤは専用の洗浄剤を使い、きれいにしたのです。
それが済むと、水ワックスを塗ったのでした。
そして、乾いたタオルで磨いたのです。
「今週も乗れるかわからないから、カバーを掛けとくか!?」
そう言うと、透明のカバーを掛けて、何箇所かを、ひもでとめたのでした。
「よし!これでオッケイ!!」
そう言って一平は、バッグを持って部屋に戻ったのでした。
喉が渇いたので、冷蔵庫を開け一瞬缶ビールに手がいったのですが、
育子の顔が浮かび、やめて缶コーヒーを飲んだのでした。
「やっぱり口の中が甘ったるいなあ?!」
そう言うと、ウーロン茶をコップに注ぎ、飲んだのでした。