本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「ねえ!?一平ちゃんのご家族は今どこに住んでるの?!」
と、育子が訊くと、
「その頃おれは、寮にいたんだ!?」
「家族で話し合いをして、
姉さん夫婦が母さんを引き取ることになったんだよ!!?」
「親父の退職金と、保険金が入ったから、
中古の家を買ったんだよ!」
「新築でもよかったんだけど、
孫が大きくなればお金がいるからって、母さんが反対して!?」
「姉さんたちはアパートにいたから!?」
「よかったんじゃあないの?!」
「こんど連れてくけど!?」
「平塚なんだ!」そう一平は言ったのでした。
「平塚って!?七夕で有名な??!」
そう育子が言うと、
「そうだよ!育ちゃん行ったことあるの?!」
「行ったことないけど!旅行雑誌の会社に勤めてるから!?」
「知識だけはあるの!」
「平塚って、新幹線止まったっけ??!」(どんな知識じゃ!??。)
そう言ったのです。一平が、「止まらないよ!」と言うと、
育子は、「あっ!そおー!?」と、さりげなく言い放ったのです。
「チビがかわいくてさ!」
「しゃべるんだよ!!」と一平がうれしそうに言ったのです。
「その子2歳でしょ!もう、しゃべるわよ!?」
と、育子が言うと、
「そういう意味じゃあなくて!しゃべれるまでに成長したって意味さ!!?」
と一平が言い、
「そーかーあー!?そういう意味ね!」
と言って、納得した育子でした。
「ところで、一平ちゃんのとこのマンション?!」
「外側を塗り替えたって言ったけど!?」
「中もまあまあきれいなんだけど!」
「あれで、いくらぐらいなの?!」
と、育子が訊いたのです。
「えーと!?敷金、礼金、保険別で!」
「家賃が月11万で!維持費、管理費が1万2千だから!?」
と一平が言うと、
「じゃあ!?ひと月12万2千円!!」
「そんなに高いんだあ!?新しくないのに!!?」
「やっぱり!高田馬場ね!!」
そう育子が言ったのでした。そして、
「わたしんとこの倍かあー!?」と、何気なく言ったのでした。
「ここのほうが俺のとこより、新しいと思うけど!?」
「中は狭いからなあー!?でも6万するのか!!?」
一平はそう言ったのでした。
「ところで、こんなこと訊くのもなんだけどおー!?」
と言って、一瞬ためらったのですが、
「お給料。手取りいくらもらっているの??!」
と、育子は思い切って、一平に訊いたのです。
「給料!?そうだなあー!手取りだと!!?」
「残業がなければ30万ぐらいかな?!」
「だいたいあるから、32万から35万ぐらいかな?!」
そう答えたのでした。
「やっぱり男の人ねえー!?」
「30万もらうんだ!!?」
と、育子が言うと一平が、
「育ちゃんは、いくらもらってるの?!」
と、訊くと、
「わたし最近やっと、手取り20万もらえるようになったの!?」
そう答えたのでした。
「一平ちゃん!お給料の割りに家賃が高すぎるわよ!?」
「お給料の30%ぐらいに押さえなきゃあ!だめよ!!?」
と言ったのです。そう言われた一平は、
「そうかー?!それでか!」
「貯金ができなくなったのは!」
と、腕組みをし、そう言ったのでした。
「毎月必ず出るお金ってあるでしょ!?」
「家賃のほかに、電気、ガス、水道、受信料、
インターネット接続料、携帯のお金、とかさー!?」
「生活してくのに、どうしても必要だからね!」
「でもできるだけ出るお金を、少しでも減らさないとね!!?」
「とにかく、無駄なお金を出さないことよ!」
「だからと言って、無理して切り詰めても、続かないの?!!」
そう育子が言ったのでした。
一平は、育子の話を、「なるほどなあー!??」
と思い、聞いていたのでした。
「独身の男の人って、外食が多いって言うけど!」
「一平ちゃんもそうなの?!」
と、一平に育子が訊くと、
「そうだなあー?夕飯は、どうしても飲みながらになっちゃうから!?」
「毎日3000円ぐらい使うかな!?」
「同僚や、友達と飲むときもあるから、そのときはどうしても、
1万とか2万とか、使ちゃう事が多いなあー!!?」
一平は、そう言いました。
「じゃあ!?一平ちゃん!!朝はどうしてるの??!」
と、育子が訊くと、
「あさ?!」そう言って、しばらく考えると・・・