本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「違うわ!。ワンルームだから!?」
「一人暮らしなの!」
そう答えた育子でした。
「とにかく送ってくよ!」そう一平が言うと、
「ちょっと待って!トイレ寄るから!?」
育子がそう言って、トイレに入ったのでした。
トイレから出てくると洗面所に行ったのです。
育子は思わず「ひどい顔!」と小さな声で言ったのでした。
泣いたので、化粧が総崩れをおこしてたのです。(大沢崩れか?!。)
ほぼすっぴんでした。そして目の周りが赤くはれていたのです。
何を思ったか一平は、部屋に行くと、すぐに戻ってきました。
「育ちゃん!これ使う??!」
そう言って、マスクを見せたのでした。
育子は少し考えると、
「使ってみようかな?!」と言って、
一平から受け取ると、洗面所のところに行きマスクをつけたのです。
「これなら少しのあいだならいいわ!」
そして一平に「ありがとう!」
と、言ったのでした。
流しのところの明かりだけつけて、
そのほかの明かりは全部消したのです。
一平はコートを着て鍵を掛け、
二人は腕を組み育子の家に向かったのでした。
ふたりは、一平のアパートから10分ほど歩いて、
高田馬場の駅に着いたのでした。
電車で池袋まで出たのです。
そして、地下鉄の有楽町線に乗り換えると、
氷川台の駅で降りたのでした。
高田馬場の駅から氷川台の駅までは、20分ほどかかったのです。
氷川台の駅から歩いて10分ほどで、
育子のワンルームマンションに着いたのでした。
「ここの3階!」
と育子は言うと、自分の郵便受けのところを見て、
郵便物を持つと、
ふたりは、自動ドアを通り、エレベーターに乗ったのでした。
一平のところと同じような造りでした。
「なんだあー!?育ちゃん!俺の説明を黙って聞いていたんで、
育ちゃんの住んでる所と違う造りかと思ったよ!!?」
そう一平が言うと、
「だって!一平ちゃんが一生懸命説明してるから!?」
「悪いと思ったのよ!」
そう育子が言ったのでした。
3階に着くと「こっちよ!」そう育子が言うと、
左に曲がったのでした。育子の部屋の前に着くと、
「ちょっと待ってね!」と言い、
ショルダーバッグを開けると、中から鍵を取り出すと、
ドアを開けたのでした。
すぐに灯りをつけると、
「どうぞ!入って!!?」
「一平ちゃんのとこに比べるとぜんぜん狭いけど!?」
育子はそう言うと、靴を脱ぎ、
先にスリッパを履き、部屋に上がると、
「一平ちゃん!これ履いてね?!」と言って、
一平にお客さん用のスリッパを、出したのでした。
「うん!ありがとう!!」そう言うと一平は、
靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて、
育子の部屋に上がったのでした。
そしてすぐ、育子は、ドアの鍵をロックしたのでした。
「いろんな人が住んでるから用心しないとね!」
そう言うと、マスクを取ったのです。
「一平ちゃん!コート脱いで!?」
「ハンガーに掛けてくるから!?」
そういわれた一平は、コートを脱ぎ、育子に渡したのでした。
「ちょっと、失礼して、顔を洗ってくるわ?!」
「一平ちゃん!悪いけど、冷蔵庫開けると、
缶ジュースがあるから、好きなのを選んで飲んでてくれる?!」
「そこの椅子にでも座って!」
そう言うと育子は、6帖の部屋に入っていったのでした。
一平のコートをハンガーに掛けると、
育子は急いで、着ていた服を脱ぎ、ハンガーに掛け、
トレーナーと、ジーパンに着替えたのでした。
そして、タンスからタオルを出し、化粧台のところに行き、
クレンジングクリームを持つと、
ユニットバスの中に入ったのでした。
育子がすごく、顔のことを気にしていたのを感じていた一平は、
育子の言うとおりに冷蔵庫から、オレンジジュースを選んで開けて、
椅子に座って一口飲んだのでした。
一平は周りを見回すと、蛇口に小さな浄水器が、
取り付けられてるのに、気が付いたのです。
流し台の蛇口のところに行ったのです。
「おおー!この蛇口は、うちのと同じか!?」
と、小さな声で言ったのです。
浄水器のレバーを見て、「このレバーで切り替えるのか?!」
そうつぶやくと、実際にやってみたのでした。
近くにあったコップを持ってきて、浄水器を通した水と、
通さない水を、飲み比べてみたのです。
「へえー!!こんな小さなのでもこんなに違うのか!?」
と、びっくりしたのでした。