本来コーヒー紅茶などをお出しし御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
一平が風呂場から出てドアを閉めると、
すぐに大きな声で、
「ハックション!!」「ハックション!!」
と、2回くしゃみをしたのです。
するとすぐに風呂場にいる育子が、
「一平ちゃん!?」
「だいじょうぶー!!??」
と大きな声で、一平に向かって言ったのでした。
「うん!」
「頭洗って、ちゃんと拭いてなかったせいだよー!?」
「きっと!!」
と、一平は答えたのです。そして、
「ドライヤーですぐ乾かせば、だいじょうぶ!」
と言ったのでした。
一平は急いでバスタオルで身体を拭き、すぐに頭もざっと拭いたのです。
そしてバスタオルの両端(りょうはじ)近くを持ち、首から提げると、
急いで洗面所に置いてあるドライヤーをコンセントに差し、
ダイヤルを強に合わせ、鏡を見ながら、
手を動かしバスタオルも使い、頭の毛を乾かしたのでした。
それから一平は、髪の毛全体が乾いたのを手で確認すると、
「このくらい乾けばいいなあー!?」
と言って、洗い物用のカゴにバスタオルを投げ入れたのでした。
それから下着をはき、パジャマを着たのです。
一平がパジャマを着ながら、
「そう言えばー!?」
「よく子供の頃おふくろが言ってたよー!?」
と一平がドア越しに風呂場にいる育子に向かって言うと、
育子が、
「なんて言ってたのー!??」
「お母さま??!」
と言ったのでした。
「うん!それがさあー!?」
「頭洗ってそのままにしておくとー!?」
「頭から風邪引くから!?」
「ちゃんと拭かなきゃダメだって言ってえー!?」
「逃げようとする俺をよく捕まえて!頭を拭いてたなあー!!?」
と一平は、少し笑いながら言ったのです。
そのことを聞いた育子が、
「へえー!?」
「男の子はみんなそうなのかなあー!??」
「わたしは逃げた記憶ないなあー?!」
と言ったのでした。
「あっ!そうだっ!!?」
「そういえば確か姉さんはー!?」
「お袋が頭も身体も拭き終わるまで!?」
「じっと待っていたような気がするなあー!??」
と一平は、小さい頃を思い出しそう言ったのです。すると、
「やっぱり違うんだわねえー!?」
「男の子と女の子では!?」
と育子が言ったのでした。
「一平ちゃん!?」
「わたし。お風呂もう少しかかるから!?」
と育子が言うと、
パジャマに着替え終えた一平は、
「じゃあー!風呂上りにビールでも飲むかなあー!?」
「育ちゃんゆっくりでいいからねっ!!?」
と言って、台所に向かったのでした。
一平は冷蔵庫を開けると、
「あれ?やっぱりこっちだよなあー!??」
と言ってから、
「一応、育ちゃんに聞いてこよー!?」 (弱いー!!)
と言うと、また風呂場に戻ったのです。
ドア越しに、
「育ちゃーん!?」と一平が言うと、
「なにー!??」と育子が言い、
「あのさあー!?」
「冷蔵庫に入ってる豆腐だけどねっ!」
「小さいパックのは、ヤッコで食べていいのかなあー!??」
と一平が言ったのです。
「うん!」
「大きめのは、お味噌汁用だから!?」
「小さいパックは、ヤッコで食べるように買って来たのだからあー!?」
「遠慮しないで食べてえー!?」
と育子が言ったのでした。そして、
「育ちゃん愛してるよー!」
と一平が言うと、
「わたしも!愛してるー!!」
と育子が答えたのです。(ばかばかしい!・・・)
そして一平は育子が風呂から出て来るまで、
ヤッコをつまみに、ゆっくり缶ビールを飲んだのでした。
20分ほどすると育子は風呂から出てきたのです。
そして新しいバスタオルで身体を拭き終わると、パジャマに着替え、
髪の毛をドライヤーで乾かしたのでした。
ちょうど髪の毛が乾いた頃に、最初の洗濯が終わったのです。
すぐに洗濯物を取り出すと育子は、
取り分けておいた2回目の洗濯物を洗濯機に入れると、
洗剤、漂白剤、柔軟剤を入れ、
洗濯機のスイッチを押したのでした。
それから育子は、最初洗濯した物を風呂場に干すと、
風呂場の乾燥機のスイッチを入れて、
「今夜はこれでオッケイー!!?」
と、うれしそうに言ったあと、
「一平ちゃあーん!?」
「もう洗う物はないわよねえー!??」
と台所にいる一平に向かって言ったのです。
「うん!」
「ないよー!!」
と一平は答えると、
「育ちゃんビール飲むー!??」
と言ったのでした。すると育子は、
「わたしウーロン茶飲むからあー!?」
「ビールは、いいわー!」
と、答えたのでした。