本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「どうしたんすかあー!?その1万円札??!」
と和樹が言うと、
「部長にご苦労さんって言われて、もらったんだけどさあー!?」
「1万じゃ!みんなで飲めやしないからなあー!?」
と泰三は言うと、イスに座ったのです。
一平が大きな声で、
「きょう先輩は大変だったから!?」
「部長がくれたんですよー!?」
「遠慮せずに自分の為に使ってくださいよー!」
「なあー!?みんな?!!」
と言ったのです。
「そうですよー!そうですよー!」
と課のみんなが言ったのでした。
それからそれぞれ、自分の机の上を整理し終わると、
タイムレコーダーのほうに向かったのでした。
「でもなあー!?」
と泰三が言うと、
「だったら!」
「課長が治(なお)って出て来たときの?!」
「出社祝いの足しにでもしますかあー!??」
と和樹が言ったのです。
「おまえー!?」
「そういうことは頭がさえてるんだなあー!?」
と一平が笑いながら言うと、
「そうだなっ!」
「和樹の案に乗るかあー!?」
「そうすべっ!!」
と泰三が言ったのでした。
「かずきー!?」
「きょうも残業かあー!??」
と泰三が言うと、
「もう修正のほうはほとんど終わりですから!?」
「定時で帰りますよー!」
と和樹がうれしそうに言ったのです。
「ところで、一平!?」
「たいらくんの説明はどうだったんだあー!??」
と泰三が言うと、
「ええー!」
「先輩。忙しそうだったんで言わなかったんですけどー!?」
「ほぼ100%(パーセント)!!」
「三丸商事関係の部品を使うことになります!」
「まあ!?しょうがありませんねっ!」
と一平が言ったのでした。
「受注が減っているときだから!?」
「仕事をもらっただけいいとしなくちゃ!」
「なあー!!?」
と泰三が言うと、
「ですねっ!!」
と、一平が苦笑いしながら答えたのでした。
「きょうはとにかくー!?」
「へんに疲れちゃったよー!!?」
「やっぱり、病院は好きになれないなあー!?」
と言って泰三は、自分の手で肩を叩いたのです。
すると和樹が気を利かし、泰三の肩を揉んだのです。
「ああー!気持ちいいなあー!?」
と泰三は言うと、しばらく肩を揉まれていたのでした。
すると課のほかの者は、
「お疲れさんでしたー!?」
「お先にー!!?」と言って帰って行ったのです。
その度(たび)に三人は、
「お疲れさーん!!?」と返事をしたのでした。
肩を揉みながら和樹が、
「きのうは先輩ふたりにおごってもらったんで!!?」
「きょうは飯でも行きますかあー!??」
と言ったのです。すると一平が、
「なんだ!きょうはお前のおごりかあー!??」
とうれしそうに言うと、
「きょうは割り勘ですよー!?」
「決まってるじゃないっすかあー!??」
と和樹が、少し笑って言ったのでした。
「そういえば!きょうはなんかすごく腹減ったなあー!??」
と泰三が言うと、
「きょうは予約を入れてないし!」
「これから着替えて行ったんじゃあー!?」
「たぶん吉野屋はもういっぱいですよー!!?」
と和樹が言ったのです。
「和樹!」
「すっかり肩が軽くなった感じがするよー!?」
「もういいよ!」
「ご苦労さん!!?」
と泰三が言うと、すぐに和樹は肩を揉むのをやめたのでした。
そして和樹は、
「”ちゃんこ”にでも電話して!?」
「席、空(あ)いてるか訊(き)いてみましょうかあー!??」
と言ったのです。
「そうだなあー!?」
「じゃあー!電話してくれるかー!??」
と泰三が言うとすぐ、
「わっかりましたあー!」
と言うとすぐに携帯を取り出し、和樹はちゃんこの店に電話したのでした。
電話すると座敷が空いていたのです。
和樹が”すぐ行くから!”ということを告げ、
携帯を切ったのでした。
絵里が着替えを終え、
「お疲れ様でした!」と言ったのです。
「これからメシ食いに行くけど行かないー!??」
と和樹が言うと、
「すいません!」
「きょうはちょっと用事があるので!?」
と言ったのでした。
「いいんだよー!!?」
と一平が志村けんの物まねで言うと、
思わず絵里が笑って、
「そっくりー!!?」
と言ったのです。そして、
「じゃあー!お先に失礼しまーす!?」
と言ったのでした。
そして絵里に向かって三人は、
「お疲れさーん!!?」と言ったのでした。
それから三人は、タイムカードを打ち、
着替えに向かったのです。
三人は着替えを終えると、
エレベーターで下に降り、会社を出ると、
うれしそうに、ちゃんこ鍋の店に向かったのでした。