本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを好きなだけ用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
会議が終わり、
部長と課長が出て来たのは、十一時をとっくに過ぎていたのでした。
ふたりが会議室から出て行くと、
「ああー!?」
「疲れたなあー!?」
と泰三が言ったのでした。
「たいらくん、ご苦労さん!!?」
「コーヒーでも飲もうかー!??」
と一平は言うと、電話の置いてあるところまで行ったのです。
そして内線で絵里のところへ電話を掛けたのでした。
「おかしいなあー!??」
「出ないよー?!」
と言うと、
「いいですよー!?」
とたいらくんが言ったのです。
「俺が飲みたいんだよー!?」
と笑いながら言うと、
「俺も飲みたい!!?」
「喫煙室まで行くの面倒だからさあー!?」
と泰三がうれしそうに言ったのでした。
「じゃあー!?ちょっと行ってきますよー!?」
と言うと、会議室を出て行った一平でした。
「このプロジェクト!」
「やっぱり、白石さんのお声がかりか??!」
と泰三が訊くと、
「上のことはよくわからないんですけど!?」
「その可能性、大(だい)ですねっ!」
と、たいらくんが言ったのです。
「三丸(みつまる)商事じゃあー!?」
「ふつうだったら、うちなんか相手にしてくれないから!?」
「そうじゃないかと思ったよー!?」
と泰三が言うと、
「試作も含めると!1年ぐらいかかりそうですねえー!?」
とたいらくんが言ったのでした。
「絵里ちゃんが!?」
「部長と課長のところに、お茶を持って行ってたんだー!?」
とドアを開け入ってくると、一平が言ったのです。
「そうかあー!?」
「あの子、気が利くからなあー!?」
「前の事務員とはえらい違いだなあー!?」
「派遣なのによくやってくれるよー!?」
と泰三が言ったのです。すると、
「前の事務員って?!」
「そんなに気が利かなかったんですかあー!??」
とたいらくんが言ったのでした。
「まあねっ!!?」
と一平は言い、
「そんなことより、あと10分で昼ですよー!?」
「一応、コーヒー頼みましたけど!!?」
と言ったのでした。
「どうせ、たいらくんさあー!?」
「昼をうちの社員食堂で食ってくんだろー!??」
と一平が言うと、
「はい!もう時間が時間ですから!?」
と、たいらくんが答えたのでした。
そしてじきに絵里が、コーヒーを三人のところに持ってきたのです。
「ありがとう!絵里ちゃん!!?」
「ありがとう!?無理言ってごめんねっ!!?」
「絵里ちゃん気が利くなあー!?お礼のキッスしようかあー??!」
と三人がそれぞれ言ったのです。
「いいえ!キスは結構です!!?」
「それより!会社終わったらおごってくださいよー!?」
と絵里がうれしそうに言うと、
「そうだなあー!?」
「きょうは、ひとりを除いて残業はないからなあー!??」
と、うれしそうに言った泰三でした。
「ひとりを除いてってえー!??」
と不思議そうにコーヒーを飲みながら、たいらくんが言うと、
「和樹だよー!?」
「山田!!」
と一平が、コーヒーを一口飲み言ったのでした。
「和(かず)ちゃんですかあー!??」
「やっぱあー!?ヒラは大変ですねえー!?」
「どこも?!」
と、しみじみそう言ったたいらくんでした。
それからじきに昼のBGMが流れてきたのです。
「さあー!?昼にするかー!?」
「絵里ちゃんもいっしょに行こう!?」
と泰三が言うと、
「コーヒーカップ洗ってから行きますから!?」
「受付の子達も上がって来るので!?」
と絵里が言ったのでした。
「そうかー!?」
「あの子達と仲がいいんだよねえー!?」
と一平が言うと、
「じゃあー!?男三人で行きますかー!?」
とたいらくんがニコニコして言ったのでした。
それから三人は食堂へ行き、
いろいろな話をしながら食べたのでした。
それから10分ほどしてから、
絵里と受付の子ふたりが食堂にやってきたのです。
そして女三人は、
泰三と一平とたいらくんがいるテーブルに来たのでした。