本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「どっち派って言われてもー!??」
そう言って、手を伸ばしたまま考えた一平でした。
「うーん!?」
「別にこだわりはないよー!?」
「その時の気分によって!?」
「変えるかなあー!??」
「でもハムエッグ自体作ったことがほとんどないからなあー!?」
と一平は答えたのです。そして、
「そーだ!マヨネーズもうまいよー!?」
と言ったのでした。
「ところでキャベツはソースだよねえー!?」
と一平が言うと、
「ドレッシング作ろうか!?」
と育子が言ったので、
「いいよーいいよー!?」
「千切りキャベツはソースに限るよー!?」
とうれしそうに答えると、
ソースのキャップを開け、千切りキャベツにかけ、
ハムエッグといっしょに、おいしそうに食べた一平でした。
「育ちゃん!?」
「ハムエッグおいしいよー!?」
と一平が言うと、
「ありがとう!?」
「でもお料理ってほどのものでもないからねっ!?」
「お夕飯はちゃんとしたお料理を作るから!?」
と育子が言ったのです。
一平は朝食を済ませるとトイレへ行き、用を済ませ、
パソコンの部屋へ着替えに行ったのでした。
育子は自分も食べ終わると、後片付(あとかたづ)けを始めたのです。
一平はスーツに着替えると、
洗面所でひげのそり残しをそり、もう一度歯を磨いたのでした。
そしていつものカバンを持つと、玄関に向かったのです。
「じゃあー!?育ちゃん行ってきまーす!!?」
と一平が靴を履くと言ったのでした。
すると急いで育子がエプロンを取り、
「ちょっとまってえー!?」
と言って、玄関のところにやって来たのです。
「お出かけのキスは!?」
と育子が言うと、
一平は育子のおでこにキスしたのでした。
「違うー!?」
「ここ!!?」
と言って育子は、自分の唇のところに、人差し指の先をあてたのでした。
すると一平は育子を抱き寄せ、
めちゃんこ強烈なキスをしたのです。そして、
「これでいい!??」
と言ったのでした。
「うん!!?」
そう育子は顔を赤らめ答えると、
「いってらっしゃい!!?」
と言ったのです。そして、
「行ってきまーす!!?」
と一平は言ったあとすぐ、
「俺が出たらすぐロックするんだよ!!?」
と言ったのでした。
「はーい!!?」
と育子は答えると、
一平がドアを閉めるとすぐロックしたのです。
外でドアロックの音を確認すると一平は、
うれしそうにいつものように階段を下りて1階まで行き、
いつものようにマンションから駅まで、歩いて行ったのでした。
高田馬場の駅から電車に乗り、
いつもどおりに途中乗り換え、
会社近くのいつもの駅で降りたのでした。
いつものように会社に着くと自分の担当の課まで行き、
タイムカードを押し、着替えを済ませ、
自分の机のイスに座ったのでした。
すると、ほとんどいつも時間ぎりぎりに来る後輩の和樹(かずき)が、
一平のところに来たのです。
「おめでとうございます!?」
「一平さん!?ご結婚するそうで!!?」
とニコニコしながら和樹が言ったのでした。
「先輩かあー!?」
とすぐに一平が言うと、
「はい泰三さん!?」
「じゃあーなくて!?課長代理でした!!?」
「聞いたんですよー!?きのう課長代理に!!?」
と和樹が言ったのです。
「そのつもりだけど!?」
「まだお互いの両親にちゃんと話してないんだよー!?」
「お互いの両親に会ってからだから!?」
「それまでこのことは黙っていてくれよー!?」
と一平が言うと、
「わかってますよー!?」
そううれしそうに和樹が答えたのでした。