本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
育子がからだをもとに戻すと、
一平は立ちひざで育子に近づき、
身体を抱き寄せ唇にキスしたのでした。
それからふたりはベッドの中央で向かい合ったまま、
立ちひざで抱き合ったのでした。
一平は唇を合わせたまま、ゆっくりと育子の背中に手を回したのです。
そしてブラジャーのホックをはずしたのでした。
育子は一平の行動に合わせるように、手の力を抜いたのです。
一平はブラジャーをゆっくりと育子の両腕から抜いたのでした。
そして唇を離すと育子を抱きかかえ、
身体を半分ひねり、ベッドの上に仰向けに寝かせたのです。
それからブラジャーを、
イスの上にたたんでおいてあるジャージの上に置いたのでした。
すると育子が小さな声で、
「一平ちゃん!?」
「小玉も消してくれる!?」
と言ったのです。
「うん!?」そう一平は答えると、
小指で灯りのリモコンスイッチを押したのでした。
すると部屋の中は真っ暗になったのです。
それからふたりは初めて身も心も通じ合えたのでした。
ふたりはそれから何度も愛し合ったのです。
そして、抱き合って眠ったのでした。
朝6時になると、パソコンの机の上に置いてある携帯の、
朝の目覚ましの音楽が鳴ったのです。
「もう6時かあー!?」
そう言って一平が目を開けると、
ベッドにはもう、育子はいませんでした。
育子は朝食の支度をしていたのです。
一平は急いでジャージに着替えると、
台所のテーブルのところに行ったのでした。
「育ちゃんおはよう!!?」
「もう起きたんだあー!??」
と一平が言ったのです。
「おはよう!!?」
「きのう洗濯物を干すの忘れたから!?」
「朝早く起きて!?」
「乾燥機(かんそうき)をセットしたの!?」
「ごめんね、忘れてて!!?」
と育子が言ったのです。すると一平が、
「話をしてて遅くなったから!?」
「洗濯したの!?俺も忘れてたよー!!?」
と笑って言ったのでした。
「もうすぐ、朝ご飯できるからねっ!!?」
「顔洗って歯を磨いてきてちょうだい!?」
と育子が言ったのです。すると、
「はーい!?」
と一平は答えると、トイレへと向かったのでした。
一平はトイレで用をたし、洗面所で顔を洗い歯を磨くと、
テーブルに来て、いつものイスに座ったのです。
「お味噌汁は、お豆腐とわかめにしたの!?」
「おご飯よそるから、お茶碗(ちゃわん)かしてちょうだい!?」
と育子が言うと、
一平は自分のテーブルの前に伏せてある一平の茶碗を持つと、
「はい!?」
と言って、育子に手渡したのでした。
育子は一平から茶碗を受け取ると、
「このぐらい食べれるでしょ!?」
そう育子は言って、
少し山盛りにご飯を茶碗に盛ったのでした。
そしてそれを一平に手渡したのです。
「いつもこんなに朝は食べないんだけど!?」
「きょうは、育ちゃんがいるから食べれそうだよー!?」
と一平がうれしそうに言うと、
「朝はちゃんと食べないとねっ!!?」
と育子もうれしそうに言ったのでした。
「今すぐお茶を入れるから!?」
と言って湯飲みにお茶をついて、
一平に育子が手渡したのです。
一平は湯飲みを受け取ると、
「ありがとう!?」
と言ったのでした。
「きょうは簡単にハムエッグにしたんだけど!?」
「一平ちゃんは、ハムエッグどっち派(は)!?」
「おソース、お醤油、そのまま!?」
と育子が訊(き)いたのです。その時一平は、
ハムエッグに添えられている千切りキャベツに、
ソースをかけようとして、ソースの容器に手を伸ばしたところでした。