本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「もう12時過ぎたから!?」
「寝ようかあー!?」
と一平が言うと、
「ホントだわ!?」
「あしたわたしはお休みだけど!?」
「一平ちゃんはお仕事だからねっ!!?」
「もう片付けるから!?」
と育子が言ったのでした。
それから育子は急いで片付け始めたのです。
作った料理はすべて平らげたふたりでした。
「片付け手伝うよー!?」
と一平が言うと、
「ありがとう!?」
「じゃあー!?流しまで食器を持ってきてくれるー!?」
「わたしが洗うから!?」
と育子が言ったのです。すると、
「わかったあー!?」と一平は答え、
食器を流し台のところまで運んだのでした。
育子は洗ったものを濯(ゆす)ぎ、
水きり桶にきれいに並べ、次々に入れたのです。
ふたりでやったので、じきに終わったのでした。
「一平ちゃん戸締りと灯(あか)りの確認してくれるー!?」
「わたしは、テーブル拭いて!?」
「あと、ガスの確認するから!?」
と育子が言ったのです。
一平は、「オッケー!!?」
と答えると、すぐに玄関の戸締りを調べ灯りを消し、
次にテレビの部屋のカーテンを閉め、戸締りを調べ灯りを消し、そして、
パソコンの部屋のカーテンを閉め、戸締りを調べたのでした。
「戸締り終わったよー!?」
と一平がテーブルのところに来て言うと、
「ありがとう!?」
「こっちも終わったから!?」
と育子が答えたのです。
ふたりはそれから洗面所に行き、歯を磨いたのでした。
そしてそれが終わると、
「じゃあー!?早くいこうー!!?」
「ベッドへ!!?」
と、ものすごーくうれしそうに一平が言ったのでした。
「うん!!?」
「台所の灯り消してすぐ行くから!?」
「一平ちゃん、先(さき)行ってて!!?」
と育子が言ったのです。すると一平は、
「わかったあー!?」
とニコニコしながら答えると、
早足で、パソコンの部屋に行き、服を脱ぎ、
羽毛布団を掛けベッドに入ったのでした。
育子は台所の灯りを消すと、
パソコンの部屋に入ったのです。すると、
「育ちゃん灯り消すから!?」
「ベッドに来てえー!?」
と灯りのリモコンを持って一平が言ったのです。
「うん!!?」
「ジャージ脱ぐから!?」
「そこのイスの上に置いていい!?」
と育子が言うと、
「そうかあー!?ジャージ置くところまで気がつかなかったよー!?」
「ごめん!!?」
そう一平が言ったのでした。
「ううん!?いいのー!?」
そう育子は答えると、ジャージを脱ぎパソコンのイスの上に、
脱いたジャージをたたんで置いたのでした。すると、
「灯り消してくれるー!?」
と育子が言ったのです。
「うん!!?」
そう一平は答えると、リモコンのスイッチを押し、
灯りを消したのでした。
そして育子は、一平の待っているベッドにもぐりこんで来たのです。
「ちょっと待ってえー!?」
そう一平は言うと、枕の横に置いてあるウエットテッシュを取り出し、
手をていねいに拭いたのでした。
そして、タンスの横に置いてあるゴミ箱めがけて、
手を拭いたウエットテッシュを投げたのです。
「ストライク!!?」
ゴミ箱に入るとそう言って、
握りこぶしを上げ、軽くガッツポーズをした一平でした。
それから一平は布団から出るとベッドの上で正座したのです。
スッポンポンでした。
「育ちゃん!?よろしくお願いします!!?」
と言って、
両ひざの上に手を当て、お辞儀をしたのです。
育子はびっくりして、
同じよう布団から出ると正座をし、
「こちらこそよろしくお願いいたします!!?」
そう言って、お辞儀をしたのでした。