本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「ちょっと待ってえー!!?」
「洗い物入れたら、洗濯機のスイッチ入れてくれるー!?」
と育子が大きな声で言ったのです。
「わかったあー!?」
と一平は答え、スイッチを入れ洗濯機を回したのでした。
「育ちゃん!?タオルを持って入ったあー!??」
と一平が訊くと、
「一平ちゃんが用意してくれてあったタオルを使ったからー!?」
「もう1枚はそのままだから!?」
と育子が答えたのでした。
「わかったー!?」
「洗濯機のスイッチ入れたから!?」
「入るよー!?」
と一平は言うと、風呂場のドアを開け中に入ったのです。
一平が湯船を見ると、
育子が後ろを向いて湯舟に浸かっていたのでした。
「育ちゃん!?」
「湯加減はどおー!??」
と一平が育子を見て言うと、
「うーん!?ちょうどいいわ!!?」
と育子は、後ろを向いたまま答えたのです。
「そう!それはよかった!!?」
「今すぐに洗っちゃうからねっ!!?」
と一平が言うと、
「そんなに急がないでいいから!?」
「身体(からだ)、ちゃんと洗ってねっ!!?」
と育子が言ったのでした。
「わかったあー!?」
そう一平は答えると、
いつもよりていねいに身体を洗ったのです。そして、
「いつも頭もいっしょに洗っちゃうんだけど!?」
「もう少し待っててくれる!?」
と一平が言うと、
「うん!?待ってるから!?」
と育子が答えたのでした。
一平はいつもよりていねいに洗ったのです。
育子が浸かっている湯船のほうに、
シャンプーの泡が飛ばないように気をつけながら、
慎重に時間をかけ洗ったのでした。
「いつもこんなに時間をかけて洗わないんだけどさあー!?」
「育ちゃんといっしょに入るためだからなあー!?」
とうれしそうに言うと、
「一平ちゃん!?まだあー!??」
と育子が言ったのです。
「うん!?もうすぐ終わるよー!?」
と一平は答え、
ハンドシャワーの勢いを小さくすると、
片手を使いていねいにシャンプーを洗い流したのでした。
そして、「終わったよー!?」
と言ったのでした。
すると育子が急に湯舟から立ち上がったのです。そして、
「結構熱かったあー!?」
と言ったのです。
育子は全身を桜色に染め、顔も桜色でした。
「育ちゃん!?」
「俺が洗い終えるまで、我慢(がまん)してたのー!??」
と一平が言うと、
「うーん!!?」
「ちょっとだけねえー!?」
と育子が思わず一平のほうに振り向いて言ったのでした。
すると一平はすぐ湯舟に入り、育子をやさしく抱きしめたのです。
そして、「愛してるよ!育ちゃん!!」
と一平は言うと、
育子のおでこにキスしたのでした。
それからふたりはお互いを見つめ、唇と唇を重ねたのでした。
ふたりはしばらくしてから身体を離すと、
「一平ちゃん!?」
「わたし、お風呂上りのビールの支度(したく)をするから!?」
「先に出るねえー!?」
と育子が言ったのです。
「もう出るのー!??」
と一平が少しがっかりして言うと、
「聞き分けてちょうだいねっ!!?」
と育子がニコニコしながら言ったのでした。
一平は育子の身体を見ながら、
「はーい!!?」と本当にうれしそうに言ったのです。(単純!!)