本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
しばらく抱き合っていたふたりでしたが、
一平が、
「お風呂一緒に入ろうかあー!?」
と言うと、
「きょうはあわてていたんで!?」
「パジャマ用意してこなかったの!?」
と育子が言ったのです。
「ふたりだとちょっと狭いけど!?」
「抱き合って眠ればいいよー!?」
「もう寒くはないから!?」
と一平が言ったのでした。
育子は一瞬考えたのですが、
「わかったわ!?一平ちゃん!?」
「換えの下着とジャージはあるから!?」
「先にとにかく着替えましょ!?」
と育子が言ったのです。
それからふたりは通勤の服を脱ぎ、ジャージに着替えたのでした。
そして一平は風呂掃除をし、風呂を沸かしたのです。
育子は、コップとジョッキを冷蔵庫で冷やし、
スパーで買った物を冷蔵庫に入れると、
ふたつの部屋の窓を開け、
一平の風呂掃除のあいだに、全部の部屋を掃除したのでした。
そして、一平が台所の育子のところに来ると、
「一平ちゃん!?」
「パソコンの机の上、片づけてちょうだいねっ!?」
と言ったのです。すると、
「掃除してくれたんだあー!?」
「ありがとう!!?」
「すぐ片づけるよー!?」
そう言うと一平は、育子のおでこにキスしたのです。
一平はすぐにパソコンの部屋に行き、片づけを始めたのでした。
そのあいだに育子は、ヤッコと野菜炒めを作り、
テーブルの上に風呂上りにふたりで乾杯する用意をしたのです。
それから育子はあしたの朝のメニューを、
テーブルのイスに座り考えたのでした。
一平はパソコンの机の上を片づけ終わると、
パソコンのスイッチを入れ、いつものように、
「メールでも見てメール」などと言いながら、メールを見たのです。
メールを見終わる頃、
風呂のブザーが鳴ったのでした。
急いでメールを見終わり、パソコンのスイッチを切ったのです。
一平が台所の育子のところに行き、
「育ちゃん!?風呂沸(わ)いたから入いろー!?」
と、ものすごーくうれしそうに言うと、
「わたしが先に入るから!?」
「一平ちゃん!?」
「いいって言ったら入って来てちょうだいねっ!!?」
と育子が少し恥ずかしそうに言ったのでした。
「うーん!!?」
「わかったあー!!?」
と、満面に笑みを浮かべ、ニコニコしながら返事をした一平でした。
そして育子はテレビの部屋に行き、
タンスから着替えの下着を取り出しそれを持つと、
着替えるため、洗面所のカーテンをきっちり閉めたのでした。
育子が洗濯機を覗(のぞ)き、
「一平ちゃん!?」
「このワイシャツ下着といっしょに洗ってもだいじょうぶー!?」
と言ったのです。すると、
「ウォッシャブルだから!?」
「だいじょうぶだあー!?」
と一平は、志村けんの物まねで答えたのです。
「似てるー!!?」
「わかったー!?」
そううれしそうに育子は言うと、
洗濯機に自分の下着を放り込み、
洗剤と柔軟剤を入れ、洗濯の支度をしたのでした。
それから風呂に入ったのです。
育子は身体(からだ)全体を、ていねいにボディーシャンプーで洗うと、
シャワーで洗剤を洗い流したのです。
それから湯舟(ゆぶね)に浸(つ)かり、
「一平ちゃん!?入っていいわよー!?」
と少し大きな声で言ったのでした。
一平は少し緊張していたのか、
ちょうどトイレに入っていたのです。
トイレのドアを少し開け、
「今行くー!?」
「育ちゃん!!?」
とダジャレを言ったのでした。
きっちり、用を済ませ一平は、
洗面所のカーテンを開け着替えに入ると、
すぐカーテンを閉めたのでした。
育子がジャージをたたんでカゴに置いていたので、
「ジャージは洗わないよねえー!??」
と風呂場に向かって一平が言うと、
「うん!まだきょう着たばっかりだから!?」
と育子が答えたのです。
一平はきれいにたたんで、育子のジャージの横に置き、
着替えのパンツもいっしょに置いたのでした。
そして洗うパンツを洗濯機に放り込むと、
「入るよー!?」
と一平はうれしそうに言ったのです。