本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを適当に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「音楽のCDに替えようかー!??」
と一平が言ったのです。すぐに小百合が、
「看護師さんを呼んできますから!?」
と言うと、立ち上がり、折りたたみのイスをしまい、
病室を出て行ったのでした。
すぐに看護師といっしょに戻って来たのです。
来た看護師はパソコンを叩くと、
「どうぞ交換してください!!?」
と言ったのでした。
小百合は、優がいつも聞いていたCDに交換したのです。
そして、一平と小百合の声を録音したCDを、
衣類などが入れられるボックスの引き出しにしまったのでした。
「ではあとをよろしくお願いいたします!?」
と言って菊枝が看護師に向かってお辞儀をすると、
一平と小百合もお辞儀をしたのでした。
そして三人は病室をあとにしたのです。
ナースステーションにいつものように立ち寄り、
挨拶をしてから、エレベーターに乗り込んだのでした。
1階まで降り、駐車場の車のところまで行ったのです。
「一平さん!?本当に運転しなくてもよろしいのですか?!」
と小百合が言うと、
「はい!運転よろしくお願いします!!?」
と一平は言ったのでした。
「わかりましたわ!?」
と小百合は言うと、運転席に乗り込んだのです。
一平は助手席に乗り込み、
菊枝は後ろのドアを開け、後ろのシートに座ったのでした。
車はいつもの道を通り、
白石家へと向かったのです。
病院を出発するとすぐに菊枝が、自宅へ電話をかけたのです。
「ナツさん!?今病院を出ましたから!??」
「夕食のほうは準備できてるでしょ!?」
と菊枝が言うと、
「はい!?」
「いついらしてもよいように、準備できております!?」
とナツさんが答えたのでした。
「一平さんもいっしょですから!?」
と菊枝が言うと、
「承知しております!?」
「お待ち申し上げておりますので!?」
とナツさんが言い、
「ではのちほどねっ!?頼みましたわよ!?」
と菊枝は言うと、携帯を切ったのでした。
それほどの渋滞もなく、車は白石家の駐車場の前に着いたのです。
シャッターが上がるのを少し待ち、
上がりきると、車が入って行ったのでした。
車が止まるとすぐに菊枝が、
「一平さん!?小百合さん!?」
「先に行っていますから!?」
と言うと、ドアを開け車から降りたのです。
早足で駐車場のドアのところまで行き、
菊枝はドアを開けると、玄関に向かって歩いて行ったのです。
小百合は運転席の横において置いたバッグを取ろうとした時に、
「小百合さん持ちますよ!?」
と言って小百合のバッグを先に持った一平でした。
一平はそしてすぐ車から降りたのです。
それからすぐにターン装置のスイッチのところに行った一平でした。
小百合もすぐにスイッチのところに行ったのです。
「やらせてもらってもいいですか?!」
と一平がうれしそうに言うと、
「もちろんいいですとも!?」
と、小百合もうれしそうに答えたのでした。
「はいこれ!?」
と言って小百合にバッグを渡すと、
「ありがとう!?」
と小百合が言ったのです。
「じゃー!?スイッチ入れまーす!?」
と一平は言うと、ターン装置のスイッチを入れたのでした。
それからすぐにシャッターがすべて閉まったのでした。
「小百合さん!?行きましょうかあー?!」
と一平が言い、左手を小百合の右手に絡め、
ふたりは手をつないだのです。
そして駐車場のドアを開け、玄関の前までそのまま歩いて行ったのでした。
玄関まで来ると、ふたりは手を放したのです。
一平が玄関のドアを開け、
小百合を先に中に入れたのでした。(レディファーストだあー)
ナツさんが玄関で待っていたのです。
「小百合さんお帰りなさいませ!?」
「一平さんお待ちしておりました!?」
と言ってナツさんが、お辞儀をしたのでした。
小百合が「ただいま!?」と言うと、
一平が「こんばんは!!?」
「また来てしまいましたあー!?」
とニコニコしながら頭をかき、言ったのでした。
「今すぐに準備いたしますので!?」
とナツさんは言うと、会釈をし、台所に向かったのでした。
「とにかくお上がりになって!?」
「一平さん!?」
と小百合が言うと、
「おじゃましまーす!!?」
と大きな声で一平は言い、靴を揃えスリッパに履き替えたのでした。