本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを急いで用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
アクアミュージアムの中を、
ひととおり見た一平と育子は、出口の近くで話したのでした。
「これから、どうしようかあー??!」
「乗り物に乗れるけど!」
「どれに乗りたい?!」
と、訊かれた育子は、
「前に来たとき、ジェットコースターに乗らなかったから、
きょうは乗ってみたいけど!」
「一平ちゃんは、どお?!」
と言ったのです。
「やっぱり、乗り物と言ったら、ジェットコースターだよな!」
「ここのは、海に突き出てるから、迫力あるって、
聞いたことがあるから、乗りたいな!?」
と一平は、うれしそうに言いました。
「この中はひととおり見たと思うけど!」
「見忘れたものはないかな?!」
そう言うと、パンフレットを見たのでした。
「あれ?5階に”アクアシアター”っていうのがあるけど!?」
「これ見てないよねえー?!」
と、育子に言うと、
「一平ちゃん!これ別料金がいるの!?」
「また今度来た時に入ればいいわよ!」
「5階だしー!?」
と答えたので、
「そうだな!今度来た時に入ればいいかあ!?」
と一平も言ったのですが、
「育ちゃん!こんど来た時って、
またデートしてくれるの?!」
と育子に訊くと、
「うん!でももしー、一平ちゃんがいやならしょうがないけど!?」
と、言ったのです。
「俺はまた、デートに誘おうと思ってたんだ!!」
「でも、次のデートは、違うとこにしようよ!」
「育ちゃん、旅行雑誌の会社に勤めてるし!?」
「次のデート場所も任せるよ!!」
と、一平が言うと、
「一平ちゃんは、どこか行きたい場所はないの?!」
と訊いたのですが、
「育ちゃんといれば楽しいいし!」
「どこでもいいんだよ!場所は!!?」
そううれしそうに答えた、一平でした。
育子は、少し顔を赤らめて、
「きょうは、お金をだいぶ使わせちゃってるから!?」
「次のデートは、お金をあまり使わないとこにするわね!!」
と言うと、一平は、
「毎週このぐらい使うと、苦しいけど!!」
「1ヶ月に1度ぐらいだったらこのぐらいの金額ならいいよ!」
と、言ったのでした。
「ココを出てどういうふうに歩いていけばいいのかなあ?!」
そう言って一平は、八景島の地図を見たのです。
「来るときにそういえば、いろいろな乗り物があったよね!」
「でも入り口に近いほうだったから、
そっちはあとまわしにして!?」
「えーとおー?この近くで乗り物は?!」
「すぐ隣にアクアライドっていう乗り物があるよ!」
と言うと、
「どれえー?!」と言って育子が、
地図を覗いたのでした。
「これだめよ!水しぶきがかかるって、書いてあるもん!!?」
「これがいい!どう一平ちゃん?!」
と育子が指でさして言ったのです。すると、
「この船は、1周まわるんじゃあないんだね!」
「メリーゴーランドの近くの桟橋に着くんだ!!」
「時間的に、出発時間に間に合うかわからないけど!?」
「とにかく行ってみよう!!?」
と、一平は言うと、育子の手を握って、
アクアミュージアムを出ると、
二人で船の出る桟橋まで出かけたのです。
ぎりぎりのところで、出発時間に間に合ったのでした。(ホントかな?!)
二人は船に乗り込むと、2階に上がり、まだ少し風は冷たかったのですが、
二人にはその冷たさは感じませんでした。
海も穏やかで波もなく、
夕日が水平線の近くまで来ていました。
一平は育子の肩を抱き寄せ、二人で夕日を眺めながら、
短い船旅をしたのです。
(船のふたり。けっこう、創っちゃいました!!)
メリーゴーランドの近くの桟橋に着くと、
二人は、手をつなぎながら歩いて、
周遊しているバスの乗り場に行き、
バスに乗り、タワーの前で降りたのでした。
「これ!。シーパラダイスタワーっていうんだあー!?」
「かなりの人数が、乗れるみたいだよ!」
一平がそう言うと・・・