本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものをイッパイ用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
席に近づくと、女性は立ち上がりました。
「初めまして!山本一平さんでしょ!?」
と言われた一平は、
「そうだけど!君が間違い電話の女性??!」
と訊くと、
「そう!がっかりした?!」
と笑いながら言ったので、
「ぜんぜん!」と手を横に動かすと、
「とにかく座ろう!?」と、言ったのです。
一平は、周りの視線をすごく感じたので、
そう言ったのでした。
「さっき電話でも言ったけど!
わたし、来ないと思ってた!!」
と、間違い電話の女性は言ったので、
「俺。暇だったから!?」
「君!だいぶ待った??!」
と言うと、
「ぜんぜん!」と答えたのでした。
「何か飲む?!」と一平が訊くと、
「おごってくれるの??!」と、言うので、
「うん!このぐらいならいいよ!?」
と、言ってしまった一平でした。
「じゃあ!ピザトースト頼んでもいい?!」
と言うので、
「いいけど!飲み物は??!」と一平が訊くと、
「ちょっと待って!」と言い、
メニューを見ながら、
「ところで!一平ちゃんいくつ??!」
と訊いてきたので、
「俺は、28歳独身!!」
と、答えたのでした。
すると彼女は、「28才!!??」と言うと、
メニューを開いたままテーブルの上に置き、
「ホント?!でも28才には見えないわよ!」
と言ったので一平は、
「いくつに見える?!」と訊くと、
「うーん!?27才ぐらいかな?!」
と、彼女は、笑いながら答えたのです。
「1歳だけ若く見られたのかよー!!?」と言うと、
「うっそぉ!25ぐらいかと思った!!」
「わたしより下かなって、思ったわ!?」
と、うれしそうに言ったのです。
「じゃあ!?君はいくつ??!」と一平が訊くと、
「わたしいくつに見える?!」
と言ったので、
「うーん!25で下ということは、26??!」
と言うと、
「そう!もう26になっちゃったの!!?」
と、言ったのです。
「女子大生かと思ったよ!
話し方が、社会人の話し方じゃあないから?!」
と、一平が言うと、
「じゃあ!ほんとうは、22歳ぐらいと思った?!」
と訊くので、
「いや?!ハタチぐらいかと思ったよ!」
と笑って答えると、
「よくそんなこと言うわねー!?」
と笑って言ったのでした。
二人が笑っていると、
ウエートレスが水が入ったコップを持ってきて、
二人の前に置くと、
「ご注文はお決まりでしょうか?!」
と訊いてきたので、
「一平ちゃん!飲み物はなんにする?!」
と、彼女が言うので、
「俺はホットでいいよ!」と言うと、
「じゃあ!?ホット2つに、ピザトースト1つ!」
「お願いします!」と、彼女が言ったのです。
ウエートレスは注文を聞くと、とっとと、さがったのでした。
「ちょこっと、訊いていい?!」
と一平が言うと、
「ちょこっと?!なにそれ??!」
と彼女が言ったので、
「”ちょっと”より、もっと短めのこと!たぶん??!」
と一平が答えると、
「へぇー!?」と言ってから、
「まあいいや!なに?!」と言ったので、
「ヨーコっていう子に電話しなかったの?!」
と一平が訊いたのです。
「電話したのよ!ねぇー!?」
「だけどいなかったの!留守電に、メッセージ入れといたわ!?」
と言ったので、
「メールじゃあないんだ?!」と訊くと、
「あの子少しおっとりしてて、メールが嫌いなの!」
「メールのが安いのにね!」
「わたしも、どちらかっていえば、電話のほうがいいわ!」
と答えたのでした。そして一平は、
「ところで君の名前?!」
「まだ聞いてないけど??!」